そんでもって島根から帰って来たその日の夜に、
おぼんろ内ユニット、
兄さひがしジュンペイと
姉わかばやしめぐみの主宰する
『イエドロ落語其の参』稽古場にそのまま合流。

これは、初演時に数々の落語を一篇の長編につなぎ合わせる「物語りコーディネーター」と言う役職を頂きまして、「物語りは、こうでぃねいと(こうでないと)。」みたいな感じで参加。今回は、それに更に二編の短編を加えたらしく、ふたりが超やる気なのが嬉しい、弟分ながらに劇団主宰だぜぃ!てなたくまです。ちなみに、短いけれどたくまが書いた新作落語も組み込まれています。
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あとで気付くけど、ギリギリに追い込んだ『ワクワク』からそのまま島根の日々に突入し、ようやく帰郷したから、肉体的にはちょっと良い感じにグロテスクなほどヘトヘトだったようで、この日「よーし、夜は稽古だ!」などと調子に乗れたのは他でもない、異常なまでのアドレナリン分泌と、「いまさらひとりでいるのなんてさみしくて死ぬー」てなメンタルによって成し遂げる事が出来てしまったことであって、実のところ、この後深夜にものすごいバテて死んだように眠る事になる。
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稽古後。わかばやしめぐみにせがまれて、缶ビールで乾杯する我ら。今回、イエドロは劇場変更をしていて、「大丈夫かしら・・・?」と言う感じだったのだけれど、そんなドタバタをものともせぬような強い闘志が燃えていて。

ふたりに出会ったのは、もう6、7年前かとは思うの。当時、まだなにも知らなかったたくまは、芝居の知識もたくさんあって、作品創りへのこだわり方も異常で、芸も洗練されているふたりを尊敬して好きになった。完全に弟として金魚のフンみたいに追っかけ回していたのに、あれから紆余曲折あって、なぜか役職だけは自分が彼らの劇団の主宰になっているシュールなリアルなのだけど。

稽古場に、あの頃のままのふたり、芝居・ザ・バカさひがし&めぐみ、が居て、嬉しかった。イエドロ、もっともっと、もっともっともっと、がんばって欲しい。いつまでも、きれいなきれな金魚として、およいでいてくださいな。そして、金魚鉢の外まで一緒に泳ぎだそう。僕はもちろん、フンですが。

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