なんか、実は、今週、
そわそわ、楽しみにしている事があって。

これがまあ、けっこうな、
たのしみさ、で。


今月6日、八幡山ワーサルシアターで行われる
「灼熱閃光劇団★ワープ走法」 旗揚げ公演

と言う公演に出ます。

おぼんろメンバー、全員で・・・!!!!!

(なんだろう、このひどい写真)

・・・これって、すんごいことです。

そもそも、自分たちの本公演中でさえ、
初日打ち上げも中打ち上げも千秋楽後の打ち上げもしない、
お互いの芝居も基本的には観に行き合わない、
ふだん遊ぶ、なんてことはまずありえない、

そんな、おぼんろ。

第6回本公演から、
延々つるみ続けているのにも関わらず、

「俺らは、5人だ」
と言う認識を、
俺らがしっかり持ったのが、
昨年の第11回本公演『パダラマ・ジュグラマ』でようやくのこと。
今回のように、5人で呼ばれると言う事は、
ものすごく嬉しいし、
これからのおぼんろを占うイベントのような気もしている。

舞台上でしか絡まない俺たちが、
生身の状態で絡み合う舞台。

あ、生身、ってのは、
あのですね・・・即興劇を行うのだそうです。

毎ステージが旗揚げ解散。

出演者達は、舞台上にて、芝居の中身を話し合い、設定を決め、物語を作り、表現する。

上演後、舞台上にて、打ち上げ…そして反省。芝居の始まりから終わりまで、観客の前で全て見せる新しい即興劇…それが「灼熱閃光劇団★ワープ走法」!!


これは、おもしろいなあ、と。

そもそも、拓馬個人としては、道ばたで即興詩を読んでいたこともあるし、執筆も、まずはアドリブで紡いで後から整えて行く作業であることが多いのです。だから、なんか、このイベントは、自分の執筆作業場を覗いてもらうような、それでいて、俳優としての生身の部分を観ていただくような、特殊なことになりそうです。

増してや、さすがに本公演用の作品を書くともなれば、自分で検閲に検閲を重ね、無駄を省き、危なっかしい発現なんかは削除するけども、この日に関しては、何が出ても許される気がする。何が出てくるのかなあ、自分から。自分たちから。自分たちの関係性なんかも、そのまま出てくるんだろうな。

(ふだん、稽古場での様子)

ああ、やっぱ、だめだ、たのしみだ。
まだ、ルールもよくわかってないのに・・・

俳優としてですが、おぼんろでの自分と、外部での自分は、けっこう違うと思っていたりします。おぼんろに居るときには、「ひとりだちしよう」なんて思っていないけれど、外部ではそうもいかないため、それなりに、たくましく生きようと努めてる(つもり)。単純に、いろんなキャラクターを演じてみた事がないものね、みんなの前で。余所行きの姿でメンバーに出会う舞台は、どことなく初めまして感も伴って、緊張します。

おぼんろに足を運んで、
最高に自慢の拓馬の仲間達を、
日本中のみんなに観てもらいたい。
その思いで、客演を繰り返して来た。

俺、ほんとうに、おぼんろが好きです。
一番下っ端のくせに主宰を努めている俺だけど、
このチームのために、
身を粉にする。
その粉はしろっぽくて、たぶん、
みんなを気持ちよくさせる(なんつー、発現)

生きている一番の根源的なエネルギーなんだと思ってる。
と言うか、これがなかったら、
人生をドロップアウトするタイミングは、
けっこう、なんどもあった気がしてる。

目的地はシアターコクーン。
いまはまだ、先だけど、
もう見据えてる。

2015年2月。
今年最初に、みんなで集えるこの場を、
大切に大切にしようと思っています。

ああ、たのしみだ。

http://www.obonro2012-9.net/%E5%AE%A2%E6%BC%94-%E4%BC%81%E7%94%BB%E5%85%AC%E6%BC%94%E6%83%85%E5%A0%B1/


イベント主催者の保村大和さんは、演劇界の大先輩。そもそもこのイベントを思い立った理由が、被災地で俳優が何を出来るか?と言うようなことへの憤りと言うか、もどかしさからだったと言うんです。何も無い場所で、何がなくとも、物語りを紡ぐ意志。

そこに、強く強く賛同していることは、
言うまでもありません。

これだけ宣伝しておきながら、
チケットは残りわずかとのことです。
ごめんなさい。
ご都合の付く方は、どうかお早めにご予約くださいまし。
おぼんろHPから飛べます。