ハインリヒて、『カエルの王様』の副題が~あるいは鉄のハインリヒ~てあるくらいに、ちょっと有名なんだよね。王様がカエルになったときに悲しくて辛くて胸が張り裂けてしまわないように、って、三本の鉄の帯で胸を締めるんだよ。
ファンプラ内にはたくさんの登場人物が存在しているけど、「愛」を行動原理として生きていることにかけては、ハインリヒの右に出る者はいないように思ってる。
王様への愛。それは、なんだか「忠誠心」と言うシステム化されたものよりも濃密で、極彩色で、複雑なもの。
衣装の沼さん、仲良しなんだけど、沼さんが持ってきてくれた衣装が、なんかちょっと小汚かったんだよね。
で、ヘアメイクの清美さんも、「そのボサボサ頭のままでいこう!そばかすも書こう!」
って。
で、もうね、教養がないの、ハインリヒ、微塵たりとも。
だから、自分の中では、ハインリヒは元乞食、と言う設定でやっています。
親とも死に別れ、かっぱらいなんかしたりしながら生きたのだけど、行き場もなく。ある寒い冬の日に冷たい石畳にうずくまって飢えていたところを、王様に拾われたんだよね。「俺ら貧乏人が貧乏なのは、王様たちのせいだ」ってのがスラム街の合い言葉だから、当初は王様に懐かないわけ。つか嫌いなわけ。
で、王様は王様で、そんなハインリヒを見て何かを感じたのだろうね、拾ってきて保護するんだけど、それを家臣からはさんざん悪く言われるんだな、ハインリヒは、そりゃ最初は、つまみ食いするし、王様のもの盗んだりするし、それを見つかって家臣に殴られたこともあるし。なんだけどそれらひっくるめて、王様はハインリヒを大事にしてくれる。綺麗なもん着せて、勉強させて。
ハインリヒは、王様がなんでそんなことするのかわからなくて、ぜんぜん、従者としてダメある時、またもや悪さして大臣に殴られた夜に、王様がハインリヒを連れて街を歩くのね。そこは、ハインリヒが育った、スラム街。で、いきなり王様、電信柱の麓に寝袋の準備し出すの。ななななな、何してるんですか!?て慌てるハインリヒに、
「城の中でお前ばかり慣れない生活をさせてすまなかったな。今夜は、ここで寝よう。」
て。ハインリヒ、怒る。バカにしてんスか?貧乏はアミューズメントじゃないスから!1日こっきり乞食体験とか、ひやかしマジ頭きますから、うちの仲間や家族、この生活で病気して死んだりしてますから!て。 で、着せられた奇麗な服も気に食わないですから!て。僕、そもそも王様たちみたいに、生きている意味とかないタイプの人間ですから!って。
そしたら、王様、謝りだすのね。
「すまなかった。私は、ハインリヒのことを知りたいんだ。」
て。で、ハインリヒは、驚いちゃって。もう、やまえてください、王様、こんなところじゃ、風邪を引きますから、お城に帰りましょう、って。
次の日から、ハインリヒはお城で乞食時代の汚いマントを羽織る事を許されるんだよね。で、おもちゃみたいな奴なんだけど、王様から剣をもらうの。「私のそばにいてくれ。それが、お前の仕事だ。」つって、自分の周りの世話をする役をハインリヒに与えるんだな。
そこから、ハインリヒは、ね、もう、王様のそばに居続けるのでした。
て。
でも、恩返しがまだできないんだよね、自分の価値を、見いだせないから。王様の優しさじゃなくて、真に王様にふさわしい従者になりたい、そう思いながら、延々、王様に付き従うのでした。
だから、メシアだったら素敵だな、って、本当に思うんだよね。
ファンプラ内にはたくさんの登場人物が存在しているけど、「愛」を行動原理として生きていることにかけては、ハインリヒの右に出る者はいないように思ってる。
王様への愛。それは、なんだか「忠誠心」と言うシステム化されたものよりも濃密で、極彩色で、複雑なもの。
衣装の沼さん、仲良しなんだけど、沼さんが持ってきてくれた衣装が、なんかちょっと小汚かったんだよね。
で、ヘアメイクの清美さんも、「そのボサボサ頭のままでいこう!そばかすも書こう!」
って。
で、もうね、教養がないの、ハインリヒ、微塵たりとも。
だから、自分の中では、ハインリヒは元乞食、と言う設定でやっています。
親とも死に別れ、かっぱらいなんかしたりしながら生きたのだけど、行き場もなく。ある寒い冬の日に冷たい石畳にうずくまって飢えていたところを、王様に拾われたんだよね。「俺ら貧乏人が貧乏なのは、王様たちのせいだ」ってのがスラム街の合い言葉だから、当初は王様に懐かないわけ。つか嫌いなわけ。
で、王様は王様で、そんなハインリヒを見て何かを感じたのだろうね、拾ってきて保護するんだけど、それを家臣からはさんざん悪く言われるんだな、ハインリヒは、そりゃ最初は、つまみ食いするし、王様のもの盗んだりするし、それを見つかって家臣に殴られたこともあるし。なんだけどそれらひっくるめて、王様はハインリヒを大事にしてくれる。綺麗なもん着せて、勉強させて。
ハインリヒは、王様がなんでそんなことするのかわからなくて、ぜんぜん、従者としてダメある時、またもや悪さして大臣に殴られた夜に、王様がハインリヒを連れて街を歩くのね。そこは、ハインリヒが育った、スラム街。で、いきなり王様、電信柱の麓に寝袋の準備し出すの。ななななな、何してるんですか!?て慌てるハインリヒに、
「城の中でお前ばかり慣れない生活をさせてすまなかったな。今夜は、ここで寝よう。」
て。ハインリヒ、怒る。バカにしてんスか?貧乏はアミューズメントじゃないスから!1日こっきり乞食体験とか、ひやかしマジ頭きますから、うちの仲間や家族、この生活で病気して死んだりしてますから!て。 で、着せられた奇麗な服も気に食わないですから!て。僕、そもそも王様たちみたいに、生きている意味とかないタイプの人間ですから!って。
そしたら、王様、謝りだすのね。
「すまなかった。私は、ハインリヒのことを知りたいんだ。」
て。で、ハインリヒは、驚いちゃって。もう、やまえてください、王様、こんなところじゃ、風邪を引きますから、お城に帰りましょう、って。
次の日から、ハインリヒはお城で乞食時代の汚いマントを羽織る事を許されるんだよね。で、おもちゃみたいな奴なんだけど、王様から剣をもらうの。「私のそばにいてくれ。それが、お前の仕事だ。」つって、自分の周りの世話をする役をハインリヒに与えるんだな。
そこから、ハインリヒは、ね、もう、王様のそばに居続けるのでした。
て。
でも、恩返しがまだできないんだよね、自分の価値を、見いだせないから。王様の優しさじゃなくて、真に王様にふさわしい従者になりたい、そう思いながら、延々、王様に付き従うのでした。
だから、メシアだったら素敵だな、って、本当に思うんだよね。