いつも応援してくださるみなさまへ。

公式HP上に既に謝罪文を掲載していますが、
再度、この場所でも謝らせてください。

8月4日、第11回本公演『パダラマ・ジュグラマ』にご参加いただいた方の中でアンケートにご協力くださったみなさまに、劇団からご来場のお礼と、公演の祝賀パーティーに関する内容を記したメールを一斉送信しました。その際に、一部の皆さまのアドレスを表記してしまったまま送信してしまい、我々はたくさんの方のアドレスを流出させてしまうと言う失態を犯してしまいました。


信頼して頂いた上でみなさまが個人情報を預けてくださったのに、このような形でご期待を裏切り、取り返しの付かないご迷惑をおかけしてしまったこと、大変に申し訳なく思っています。この事態を深く深く受け止めています。

このような事態が起きた責任は、様々な体制が整わぬままで公演をし続けてきた自分にあります。

今回の公演の際にも、開演時間が大幅に遅れてしまったことを始め、今回、総参加者が3000人を越えるようになったことによって多くの問題が顕在化しました。「路上からやってきた」「参加者と共に創る」を誇りとして、周りの心配をも無視して雑なことにさえも胸を張ってひた走りたいと願ったのは全て僕の責任です。

団体として大きく変化をするべき何かの節目が訪れているのかと、僕自身思っていましたし、周りからもそう勧められることも増えていました。納得もしている反面、「いわゆる演劇団体の正解とおぼんろの正解は違う」と意固地に、変化を恐れる気持ちも大きくありました。長年すがるように大切にしてきた自分の信念、コアな部分と、プロフェッショナルの団体として求められる、あらゆる参加者の皆様へのホスピタリティ。ときに相反するそれらをどう両立させてゆけるのか。何を捨てて、何を守り、何を手に入れるべきなのか。臆病さと頑固さが相まってなかなか答えを出すことができぬまま、時間ばかりが過ぎていました。

公演が終了し10日以上が経ち、いい加減にこれからの体制についてどうするべきか真摯に考えねばならないと考えていた矢先でした。まさに昨日のブログに、そのことへのモチベーションを書き連ねようと思っていたタイミングでした。長く問題視されながらも対処が後手に回っていたその綻びが、今回このような形で具現化してしまったことに強い自責の念を覚えます。


この件について報告を受けてから、どのように対処をすべきか悩み続けました。活動自粛、解散までを視野に入れて、いまはただ、この事態に際して自分たちが取るべき誠意の形はどのようなものであるかと考えています。

参加者のみなさまありきのおぼんろにとって、今回の件は絶対に起きてはいけないことだったと思っています。

早急にどうしてもみなさまに謝罪したく、
ここに発表させていただきます。


この度は本当に申し訳ありませんでした。


おぼんろ 主宰
末原拓馬