これが噂の弾丸ツアーと言うのか?岡山に行って参りました。滞在時間が24時間と40分。旅行が苦手な自分としては、どこか遠くに行くとなればもう大事件だったと言うのに、こんな、「ちょっといってくらあ」な感じの、ミニストップ行くみたいなスタンスで新幹線に乗り込む日が来ようとは。いや、緊張はしてる。県境をまたぐ度に、心がしゃっくりしてるよここだけの話。でもね、もう、忙しすぎて、切迫しすぎて、躊躇する暇もない、って感じが正しい。頭の中は常に考え事で充満してるから、なんか、どこにいようと関係なかったりもする。


ナカシマさんとパシャリ。助けて!と泣きつく。

何しに来たって、なんのためにきたって、
そりゃもう、来月末に控えた第十一回本公演のプロモーションのための下準備。本公演の総参加者数4194人を目指す我々は、遠く離れた岡山で、700人動員しようってことで動いてる。これは、すごいこと。スタッフ一同心臓バクバクさせながら挑戦してます。なにせ人口が違う。「岡山で700人て、東京じゃ10000万人てことですよ」と言われた。いいじゃん、10000。かっこいい。

ルネスホール館長、コダマさんとパシャリ。
助けてよ!と伝える。

岡山において唯一行きつけであるお店、
古着屋に(前にツナギ買ったところね)。
「たぁーーくちゃーーーん、よおきたのぉ!!」と毎回出迎えてくれて、公演をやると言えば大喜びで助けてくれる。嬉しいのぉぉ!!や、本当にうれしいのだよ。

こちらデザイナー様。気さくだし、やさしいし、嬉しい。『月の鏡にうつる聲』もだし、今回の『HOKORI』もだし、素晴らしいなあ、と思っております。なんだかんだ、我々ってフライヤーにテンションを上げてもらう、みたいなところがある。


岡山でも、倍々作戦を。
本公演までに3回公演をして、
700を目指す。
それが、1年くらい前かな、我々がたてた計画。
昨年10月と、今年の2月と、
これまでに2回、一人芝居の公演をした。

5月23,24日はプロモーションのための公演。今回は腹を決めて、現地のアーティストとのコラボレーションをする。正直、このスケジュールの中ではへこたれそうな内容だけれど、えんやこら。勝つためだ。これは、蔭涼寺。御寺なのに、音響機材がバッチリ揃っているという面白い場所。前は玉井宮でHanger Boyをやったけれど、今回も今回で、雰囲気のある場所。どうやって使おうかなあ、みたいなことを、延々考える。

ここで何かをやって、おもしろくないはずがない。感性を研ぎ澄まして、直感を待つ。

23日にコラボレーションをする、フェリーペ・ナカムラさん。ブラジルに長いこと住んでいたそうなのだけど、岡山音楽会の超大元締めみたいな方で、いろいろ、音楽祭を企画していたりとても楽しい。「どうコラボる?」については決めないで会いに行ったのだけれど、出会い頭にインスピレーションが湧き起こり、その場で作品がガシガシできあがる。わざわざ岡山に来てみてよかったなあ、と確信。

そして24日にコラボレーションをするダンサーたちにも会う。このことについてはまた後日しっかり書こうと思っているけれど、とにかく、手抜きでインスタントに創ることはできないなと真摯に思ったもので、かなり本気で頭を働かせて、話し合って、道を見つけた。「こなす」現場なんて自分には考えられない。成長してやる。

1日中一緒に居て、いろいろ手配してくれた、毎度お馴染み、大塲さん。素直に尊敬できるもので、一緒に仕事をしていて楽しい。

打ち合わせで食べたフルーツタルトがかわいくておいしかった。

あと、ホテルで毎回、朝食バイキングがあるけど、やっぱりひとりで食べるのはさみしい。さみしいけど、大好きなコーンフレークを食べれるのはこのときだけだから、食べる。フルーツグラノーラ、食べる。

応援してくれるひとたちに、支えられて。なんだかやっぱりオイラは空を飛べる気がする。ありがとう、ありがとう。本当にありがとう。お礼に、6月末には、奇跡をご覧に入れて差し上げます。

そうして、東京に戻ってきたのでした。
がんばるぜ!!