打ち合わせだったんですわ、昨晩のことです。
18時半から集合して23時くらいまでですかね。
で、まあ、軽くものは食べたんですがね、

「ここ最近、あまりに夜が遅いから、
今日はしっかり帰ろう」なんてダイヤモンドのように殊勝な思いを胸に駅にいってみたらばらですよ、ああ、行列があるじゃないですか。

嫌な予感!なんてクォーテンションマークを抱くエネルギーももはや存在せず、めぐみさんと二人で立ち尽くすわけでした。

さひがしさんが、「なんならうち泊まる?」
とか言ってくれたものの、

駅員さん(おばさんに胸倉をつかまれんばかいに罵倒され半泣き)に、
「いつかは動くんですよね?」
と聞いたら、
「い、いつかは動きます!」
って言うから、

「さひがしさんありがとう。でも俺、帰らなくっちゃ。
気持ちだけ受け取らせてもらうぜ」
的な、実際には言ってないけど、
そういう感じの二マリをかまして別れ、
待ったんですわ。

まあ、明日の朝までの締切があるから、
帰らなきゃのは、事実だったんですわ。

が、しかし、まー、こないこない。
70分くらい遅れてやってきた電車に、
めぐみさんと乗り込んでも、
おまったり待ち合わせたり、
「梅雨か!?」みたいなジトジトした走行。

で、めぐみさんと別れて明大前で乗り換えだぜい!と意気込んだらばですよ、「40分止まります」とアナウンス、すでに深夜1時過ぎすよ!?

ほっほー

と、まあそれでも40分くらい仕事してもいいか、と、腹をくくったのですよ。最終電車だと言うから、まあ、駅も大変なのだろう、と。で、トイレに行ったり、いったん電車を離れたのが、

まあ、運のつきだったんですね。
満ちていても欠けていても月を好きですが、
萩の月ってお菓子も大好きですが
運のツキってのは、いただけねえ
 
 戻ってきたらば、電車がないんですわ。

でも、最終電車は、まだあるんですわ。
でも、さっきの電車はないんですわ。

謎!

しかも、その最終電車が、まあ来ない来ない。

恐る恐る駅員さんに聞いたらば、
「吉祥寺まで行かれましても、中央線への接続はありません!」
って、食品メーカーのCMと見紛うほどの清々しさで言い渡されたみたいだから、なんだかもう、赤紙をもらった百姓の気持ちでトボトボと、えぇ、、、もう、ね。

むしろ、胸を張ろう!
これは、なんか面白い状況だし!

と。

で、電車が来たのはなんと2時過ぎ!

大晦日テイストなダイヤですよ。がんばれ!
って、もう、ね、戦友。電車と駅員さんは戦友でしたよ。

工事の人がずっと待機してるんですよね、
あれ、作業は夜にやるから。
不思議なもんで、駅にはそういう「スタッフさん」を除いたら、
もう数人しか人間いなくて。

楽屋挨拶にきた友人みたいなもてなされ方でしたよ、ぼくぁ。

で、吉祥寺まで行ったけど、
降りたのは自分ひとり。

もう、駅占有。

自分だけのために、駅全体が運営している瞬間でしたよ。
「スタッフさん」の間を抜けて外に出るのだけど、
なんかもう、みなさん、
イッツ・ア・スモールワールドのお人形さんみたいに優しく笑いかけてくれて。

さあ、
どうしよう・・・・

タクシーだと自宅まで4000円かかると言う話で、
けれど所持金はすでに200円台。キャッシュカードはなし。
なぜかスイカもちょうど使い切ってしまったというご都合主義なほどの悪運。

歩いて帰っても4時間くらいで着く気はしたのだけれど、
4時間かけて帰ってたら、締切りに間に合わない!

よし、始発を待とう。
地元駅までの電車賃を考えると、なにも使えない事実で、
うぅぅぅ。
風邪気味なのだが、こじらせるわけにもいかぬ。

よし、一晩中、はしゃいでいてやる!
(そうすれば体もあったまろう)

が、携帯の充電が・・・・・!!
すでに一個・・・・・

と思ったらば、
これまたご都合主義にしても「それじゃ観客が納得しませんよ」
てレベルで、

あった・・・・
 
 背に腹は代えられないと、すいません、
石川五右衛門のごとく怪盗ルパンのごとく怪人20面相のごとく、
電気を盗ませてもらいました。。。
東方見聞録さん、ありがとう。今度伺います。

で、もう、ここからは、
執筆することと、
定期的に動いて体を冷やさないことに全身全霊を注ぎました。

街には猫一匹おらず、
巨大テーマパークを借り切った気分!
 
登ってみます。
腹いせです。
「あー、深夜でよかった!ラッキー!」
 
生首!

・・・・もう、誰のためにギャグをやっているのかもわからなかったけど・・・
 
寒さをしのげる場所も意外にあって、
エンヤコラ。
4月は東京芸術劇場だぞ!
四の五の言わずに、がんばる!!
 
 だーれにもおこられないもーーーん!!


・・・・・なんてことをしておりましたらば、
始発の時間に相成りまして、
そして、うっかり一本逃したらば、朝なんで20分駅で待たされる、
みたいなミスもバッチリやってのけ、
 
 ああ、綺麗な朝だなあ
ぜんぶぜんぶこのためだったのかなあ

なんつって、自転車ごきごき帰ってまいりました。

途中から
3月11日の深夜に帰宅困難になった、と言うのは、
なんだか不思議なことだなあ、
などと思い始めました。

 落ち着いて、
あの日のことを思い出しながら過ごした一晩でした。