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僕らはのどが渇く。
それはポジティブにもネガティブにも乾くし、
乾くんだから仕方がない。
きっと体のどこかのアクアな部分が、
砂か何かでできてるんだよ。

・120円があるからジュースを買おうと決断する人
・ジュースが欲しいから120円を手に入れようとする人

憔悴しきってて生きてるのがやっとでも、
ジュースを一本飲んだら元気になって、
また120円見つけられるかも知れない。

でも、
「120円ないから、今は諦めるよ。120円見つかったら、自動販売機を訪ねるよ」
て。

――言いたくないけど、勝手に見つかるほど120円も尻軽じゃないっての。
大泣きしながらでも探してあげなきゃ、見つからない。

「憔悴しきってるんだって。ギリギリなんだ。
これで120円探しなんてしたら、死んじゃうよ」

――死なないために探すんだよ!
からっからの、そんなラスクみたいな時間の中でよく生きられるね。

僕は嫌だ!
頭痛をひっぱたきながら目ぇひんむいて、
120円さがしてやる。

僕はジュース飲まなきゃ死んじゃうもん。
だから、砂漠をスコップで1000メートル掘ってでも、
草の根かきわけて、
星座に聞き込み調査して、
シラミツブシどころかいかなる微生物を潰そうが、
探す以外に道はない。

そこまでしてジュースを飲まないでも生きていけるって言うなら、
だったらもう、ジュースについて語るのはやめよう。

ジュースで例えた意味が途中からよくわからなくなったけど、
でもなんか、こういうこと、書きたくなった夜だったんだ。

昔は知らないけど、
今の時代、
本当に本当に探しても120円が見つからないなんて、
手に入らないなんて、有り得ないと思うんです。