大変であります。
パニックのあまり、
言葉使いがよそよそしい始末……
寝床でパジャマのまま、
ぬくぬく台本チェックをしていた拓馬は、突然の「ギー、ガー」と言う音と共に再起動し始めたジョゼッペを目の当たりにし、
心に大さじ三杯くらいのドキドキを盛られました。
以前、「コンピューターウイルスをやっつけてあげます!」みたいのをクリックしたらコンピューターウイルスだったと言うこんがらがりのショックに打ちのめされたことのある拓馬は、なんかもう、何も信じられないし、どうしたらいいのかわかんない(;_;)
「やめてー!」
「ジョゼッペに悪さしないでー」
どこにいるともわからぬウイルスに向かって、前後左右四方八方に泣き叫び懇願するのであります。