シュールな夢をみた。
夢なので、特に教訓やメタファーもないのだけれど、
なんだか瞬発的に心が動いたので、
メモがてら、ここに記します。
夢の中で僕は、
ドウシテモと言う名前の黒い猫です。
「こんな感情に襲われる自分がおぞましい。
僕は、僕は・・・・・・あなたを、幸せにしたい。」
○○○○○○○○○○
シュールな夢を見た。
真っ黒猫王国の王様は、
真っ白猫王国の王様が大きらいで、
ぜんぶぜんぶ、真っ白猫王国の逆をやろうとする。
「ごはんをたらふく食べられる国をつくろう!」
と真っ白王国の白猫王が演説すれば、
真っ黒猫王国の黒猫王は、大きな声でこう言う。
「すきっ腹の美学!
なるべくなるべく、みんながものを食べない国が理想です!」
だから真っ黒猫王国では、食事は基本的に禁止。
もちろん、それでは死んじゃうから暗黙の了解で、
みんなコソコソとゴミを漁ったりして食いつなぐのだけれど、
公の場で食事の話題なんてしたら、処刑されちまう。
それでも、
僕は、
真っ黒猫王国で生まれ育ったから、
そんなに違和感はない。
だから、
白猫王の
「隣人を幸せにしましょう!」
に対抗して黒猫王が施行した、
「人を幸せにしたら死刑!」ていう法案にも、
別に異論を唱える気もなかった。
なるべくなるべくボキャブラリーの富んだ罵詈雑言を学んだし、
ひとに何かをされたら、真っ向から唾を吐きかける。
笑ったりしたら誰かを幸せにしてしまうから、
常にしかめっ面で、
自分のことを大事にしてくれようとする人がいたら、
自分がいかに死にたいかを延々と語って聞かせるように努める。
もちろんそれは、
語るための嘘で、本当に死にたいわけじゃない。
死刑にならないために、
いやいや、「死にたい」と語る自分のシュールさには、微塵も気付かない。
笑いもしないようにつとめていた僕は、
もちろん、泣きもしない。。
他人を幸せにしないように努めるこの国で、
いちいち泣いていたらやってらんない。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
そんな僕が、
ある日、ある少女に出会って、恋をする。
という夢。
ここからがいろいろと、
ストーリー展開があるのだけど、ここでは省きます。
ちょっと、想像してもらいたくて。
どんな人と出会ったか。
どの国の?
どんな性格の?
どんな姿の?
どんな運命の?
どんな風に恋に落ちたか。
どんな風に過ごしたか。
で、
どんな風に悩んだか。
なにせ、ラストシーンは揮ってる。
僕は、
真っ黒猫王国の広場の真ん中で、
監視員たちの目もはばからず、
涙を流して膝を着いて、
少女にこう打ち明ける。
「こんな感情に襲われる自分がおぞましい。
僕は、僕は・・・・あなたを、幸せにしたい。」
○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○●
そういう夢を、見ました。
夢なので、特に教訓やメタファーもないのだけれど、
なんだか瞬発的に心が動いたので、
メモがてら、ここに記します。
夢の中で僕は、
ドウシテモと言う名前の黒い猫です。
「こんな感情に襲われる自分がおぞましい。
僕は、僕は・・・・・・あなたを、幸せにしたい。」
○○○○○○○○○○
シュールな夢を見た。
真っ黒猫王国の王様は、
真っ白猫王国の王様が大きらいで、
ぜんぶぜんぶ、真っ白猫王国の逆をやろうとする。
「ごはんをたらふく食べられる国をつくろう!」
と真っ白王国の白猫王が演説すれば、
真っ黒猫王国の黒猫王は、大きな声でこう言う。
「すきっ腹の美学!
なるべくなるべく、みんながものを食べない国が理想です!」
だから真っ黒猫王国では、食事は基本的に禁止。
もちろん、それでは死んじゃうから暗黙の了解で、
みんなコソコソとゴミを漁ったりして食いつなぐのだけれど、
公の場で食事の話題なんてしたら、処刑されちまう。
それでも、
僕は、
真っ黒猫王国で生まれ育ったから、
そんなに違和感はない。
だから、
白猫王の
「隣人を幸せにしましょう!」
に対抗して黒猫王が施行した、
「人を幸せにしたら死刑!」ていう法案にも、
別に異論を唱える気もなかった。
なるべくなるべくボキャブラリーの富んだ罵詈雑言を学んだし、
ひとに何かをされたら、真っ向から唾を吐きかける。
笑ったりしたら誰かを幸せにしてしまうから、
常にしかめっ面で、
自分のことを大事にしてくれようとする人がいたら、
自分がいかに死にたいかを延々と語って聞かせるように努める。
もちろんそれは、
語るための嘘で、本当に死にたいわけじゃない。
死刑にならないために、
いやいや、「死にたい」と語る自分のシュールさには、微塵も気付かない。
笑いもしないようにつとめていた僕は、
もちろん、泣きもしない。。
他人を幸せにしないように努めるこの国で、
いちいち泣いていたらやってらんない。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆ ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
そんな僕が、
ある日、ある少女に出会って、恋をする。
という夢。
ここからがいろいろと、
ストーリー展開があるのだけど、ここでは省きます。
ちょっと、想像してもらいたくて。
どんな人と出会ったか。
どの国の?
どんな性格の?
どんな姿の?
どんな運命の?
どんな風に恋に落ちたか。
どんな風に過ごしたか。
で、
どんな風に悩んだか。
なにせ、ラストシーンは揮ってる。
僕は、
真っ黒猫王国の広場の真ん中で、
監視員たちの目もはばからず、
涙を流して膝を着いて、
少女にこう打ち明ける。
「こんな感情に襲われる自分がおぞましい。
僕は、僕は・・・・あなたを、幸せにしたい。」
○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○● ○●○●○●○●○●
そういう夢を、見ました。