『ゴベリンドンの沼』で、

トシモリとタクマは植物の頭飾りをしていました。薬草を摘んで暮らす兄弟です。

トシモリのは、市販のコサージュを加工したもので、それはそれは高級なものだったのですが、

タクマのはと言うと、コサージュの数足りず、

実は楽屋の裏に生えていた生の花をヘアピンでとめていたのでした。

日によって、道中好きな植物を摘んでは頭に差していたのですが(そうすることでなにか、頂上的なエネルギーを感じるのでした)、

メインで、ほぼ毎日頭に刺さっていたのは楽屋裏の木。

紫の花と、
美しく力強い緑色の葉。

「この花の名前はなんだろう?」
と、ある日からとっても気になり、しかし、調べようもなく途方に暮れていましたところ、あるひとが調べてくれました。



■デュランタ(台湾レンギョウ、針茉莉とも)

■熱帯アフリカ原産、

■夏の花だけれども、
おそらく今年は暑いから咲いていた


とのこと。


■ちなみに……

と続いたその文章に、僕はとてつもない感動をしました。


■花言葉は「歓迎」「あなたを見守る」



て。



すごく、感動したのでした。