自分の体のことや、台風のこと、
そして、
今夜もたくさんの人に出会ったこと、

どうにも、
銀河系的にはすごいことじゃないのかも知れないけれど、

まるで夢を見ているような一日だった。
それは、
例えば声の不調とか、

怖くて怖くて震え上がるようなこともあったわけで、

素敵にドリームしていたばかりじゃなく、
悪夢めいたところもあったけれど、

嵐の中で物語を紡いでいたあの時間は、
ちょっと、筆舌に尽くしがたいほどに、
フィクションめいた記憶として、すでにこの身体の一部になってる。母がよくいうのは、
「わたし、オズの魔法使いをカラーだと思ってた」

だが、
いまはカラー処理がなされているかの映画だけれど、
母が幼いころに観たのは、当然白黒だったはず。

なのに、
母はきっと、
幼い少女として、あれこれと色彩を想像しながら映画を見たのだろう。
かなり最近まで、自分はカラーのオズを観たと思っていたそうだ。

なにが言いたいかと言うと、
イメージって、素敵に記録されることがままるのだね、
みたいな、そういう話だ。

今夜もまた、
信じられないような世界を観た。
その中で、叫んだ。

それは、ひとつの冒険だった。
ひとつの、人生だった。

何年かして、
この記憶が、夢が、
どう思い出されるのかが今から楽しみで仕方がない。


だから、


悪夢だったとして、
なんにせよ、

獏よ、
ちょっと、おあずけだ。


この夢は、食わないでとっておいてくれ。