ささやかなアイデンティティ性懲りもなく吐き潰して街に出る。
「足元をみる、という言葉もある通り、ひとは足元で相手を判断する」のだそうだ。
靴の左右を間違えるのは、たまにやるミス。
「恥ずかしくないの?たくまらしいな」
と言ったのが誰だったか覚えてないけど、
呼吸が浅くなったり、
自信がなくなったり、
はしゃぎすぎで浮き足立ったり、
あまりになんでもない日だったり、
そういうときは、
僕は無性に「たくまらしく」なりたくて、
わざと靴を間違えることにした。
底の高さが微妙に違って、
まっすぐ歩くことさえ難しいストレスフルな一歩一歩の度に、
なんかいちおう、
しっかり自分の足で歩いてるんだな、って感じる。
