末原拓馬の瞬く間-HI3E3903.jpg




地元駅で発砲事件があった今日この頃。

地元駅でだろうとカザフスタンでだろうとデススターでだろうと、鉄砲の存在を僕はおしなべて重々に恐れているし、だけど同時に、自分の知人に当たらない銃弾への恐る恐るな想像力は、ある程度のところで限界に至ってしまう。



半分以上飲んだジュースの缶を恐る恐る覗き込む。いつだったか、カップラーメンにカマキリの死骸が混入していたと言うニュースを見たのを思い出したからだ。



モデルの仕事があるから、写メを送ってと言われたが昨晩、僕はパジャマ姿で稽古場にいて、恐る恐る、トイレの鏡を見にいけば、髪はケセランパサランよろしく寝癖めいていたし、どうがんばってもかっこいいところまでは濃くならないくせに性懲りもなく伸びる無精髭は今日もやっぱりそのままに、寝不足の平べったい顔に、生えていた。



友人のために物語を書く徹夜気味な日々。誕生日プレゼントも、結婚式プレゼントも、買ってあげられない。でもたぶん、花束よりは長持ちする贈り物であって欲しい。恐る恐る、ここ一番の愛を込めYahoo!メールの送信ボタンをクリックする。



覗き込んだジュースの缶の中に、カマキリは入っていなかった。

恐ろしいことは往々にして歴然とあるけど、恐る恐るる程に頻繁ではないみたいだ。