しろい。しらけてる。
シラーッ
ドイツの詩人になりたきゃ
ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー
気が付いたけど、
地面のみならず、
空の白さも、特筆すべきだと、おもうのです。
■
東京からメラニン色素が脱出した日
色彩たちの休日。
僕はと言えば、
真っ白に埋まったビルに
真っ白に埋まった車に
真っ白に埋まった片足立ちの恋人たちに
真っ白に埋まったゆがんだ空き缶に
真っ白に埋まったマンホール(地中の世界への入り口)に
真っ白に埋まった小学五年生の思い出に
真っ白に埋まった「めんどくせー」に
真っ白に埋まった愛の告白に
真っ白に埋まったペ・ヨン・ジュンのマフラーに
真っ白に埋まった太平洋戦争の未だ言えぬ傷跡(縁側で語られている)に
真っ白に埋まった軒下の後悔(ウサギに恋した商店街の犬による)に
真っ白に埋まったメール画面に
真っ白に埋まった236円に
砂糖を焦がしたソースをカラメルカラメル
たらしてあげたい
■
本日は粉砂糖の逆襲
「いいだせず ショコラの生地に 雪降らす たまにはわたしに メインをはらせて」
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天の神様がいったのは
「俺が許す、お前ら、積もっちまえ!」
もしくは
「あ、やべ、これどうやって止めるんだっけ?わ、ちょっ・・・!天使ーーーー!!」
か。
■
雲の上の物干しでたたかれた布団から
羽根が舞っているともいうし
どこぞでは
「天使のフケ」という伝承もあるらしい。
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「2月29日が大雪」は四年に一度の可能性なのだ。
へたすると、
一生ないかもなのだ。
むりやり、
大袈裟に感動するのだ。
でも、