今夜吉祥寺の路上で詩を朗読します。
詩、は、
なんだか、おれらのせだいでは、ほんのちょっぴりよくないイメージがある
数字だったり、ひらがなだったりシンプルな名前の詩人が流行ったせいで、
えせポエマーがずいぶんと流行ったものだから、
なんだか、
「ぽえむ」
てのは、ウケる感じになってしまった
そういうのを気にして、
すこしはばかってきたのだけれど、
だけど、書けてしまうものは、書けてしまうのであって、
言葉は、声してあげないとかわいそうなのであって、
だから、今夜、音にします。
おれは今年の冬がけっこう好きで、
だから、自分の吐いた空気が音になって、その、冬と、
まじりあって、その一部になっていく、というのが、
妙にうれしくおもったりします。
吐いた声って、たぶん、永遠に反響し続ける気がして、
だから、たbん、本当に耳を澄ますと、
恐竜の鳴き声も、いまもどこかで鳴っているかもわからない
貝殻の中に波の音が棲み着いていると知った時の感動は、
いまも忘れない
まあ、それは、関係ないけれど
そう考えると、
町中で交わされるすべての言葉が、本当にいとおしいのだけれど、
おれも、なんとか、
シャボン玉みたいな言葉をはきだそうかなって、おもってます