100円以下。

所持金が。

別に、
“卸し忘れた”や“財布落とした”に代表されるアクシデント的なイレギュラー状態では微塵もない、


厳然と腰を据えたアベレージとして、いま、財産が、100円以下なのである。


PASMO内の残金に救われて稽古場にはたどり着けるものの、このままでは玉砕の日も近い。

さて。

末原拓馬の瞬く間-HI3E3481.jpg


綺麗なものが好きだ。

どの面さげて自分を棚上げすんじゃいな?

と言われてしまいそうだが、

自分が惨めに汚いからこそ、美しいものに安心を覚える

というのはむしろシンプルな図式で、

カラスの素の中にビー玉が見つかる、みたいな話にも通じる。


だけどまあ、カラスは綺麗なビー玉をみて幸せだけど、ビー玉はカラスをみても不愉快だ、という不公平さというのはあるにはあって、

ビー玉は悩んだ挙げ句に逃げだすか、自らもすすけて黒く汚れてしまう。


カラスはもう、安心できない。
ただ、ここで「汚いよ!」と文句を言うのも、理不尽の上塗りだ。


あほーあほー


あの鳴き声は、秀逸だ



それでも空は、
飛ばなきゃならねえ