かりやパキングエリア。
寒いし用はないけど外にはでる。なんか、観覧車がある。
寒空の下、ストレッチ。
俺はすぐに声がでなくなるから。
星が瞬いてる。
で、月は地面に着きそうな位置で、
赤黒い。
揺れは、バスではなくて海の上だからって。
ここは愛知県らしい。
愛を知った風景。
高速からみるそれらは電球にあふれていて、人工の星屑が地面に転がる様子。
過剰に明るいけれど、節電の範囲外だからか。
人間というよりは、
“デリケートさが服を着て乗車してる存在”といっても何ひとつ過言ではなかった拓馬。
寒さのあまり一睡もできなかったから、ここぞとばかり、運転手さんに頼んでバスの腹から服を引っ張り出した。
コンプレックスになりかけていた“過剰な荷物”は早くも地位を挽回した。
「エヘン。」だってさ。

