末原拓馬の瞬く間-HI3E2002.jpg

パジャマにハンテンすがたのままゴミを捨てにいったけれど、
なにを捨てたのかおぼえていないです。

捨てられたのはぼくのほうだったかもしれません。
そんな、ゾッとする仮説に凍えぬように、
あたたかいハンテンを着込むのだけれど、
いぜん、もやもや。

そんなときは、カカシになります。

オズの魔法つかいに会いにいったあの旅で友だちになった、
あいつは、
あのカカシは、
のうみそが、ワラなことを悩んでいました。

そんなに悪いことじゃないとおもいました。
なにも考えられないときは、
なにも考えないで、
ポケーとしてみる。
すると、なにか、考えてしまう。
その内容の程度が低いと思わずため息が出てしまうのだけど、

ポケー、からでた、フワー、は、
あんがいステキで崇高だってことに、
しばらくあとに気づきます。

だから、おもいつくままに声をだします。

「カラスー、ちょっと、つついてみねぇかあー?」


返ってくるのは


「アホー。」


幸あれ。11月25日。