光化学スモッグ。

東京ではもはや当たり前で、部活で外練をしていると、スピーカーをのせたトラックなんかが、「光化学スモッグ注意報が出ましたー」なんて放送してるのが聞こえる。本当は注意報が出たときは練習は中止しなくちゃならないんだけど、もちろん聞こえないフリをする。そんな、目にも見えないトンマにビビる暇があったら一本でもいいからシュートを打ちたいもんだった。しっかり、深呼吸をすると胸が痛くはなるのだが、そんなの1000メートルダッシュのトレーニングに比べればかわいいもので、ようするにあの時おいら達は科学という、倒せるわけはないのが前提のドデカイ代物に喧嘩を挑んでた。

そんだけ。


最近は何に戦いを挑んだろうかなぁ、そんな風に思っただけ。