どうもファジーな気持ちに陥ってしまったらしい、満腹中枢が。


腹が減ってるような気もするし、別にそうでもないような気がする状態が続く。

(俺は、良いことでも悪いことでも、続いている現象というのが怖い、幼いころから。)


食欲というのは三大欲求のひとつとも言われているくらいだから、

人類史上もっとも難解、かつ暇人のみに赦された、“人間とはなにか”という問題の、

一番シンプルな形の答えは、“食う生き物である”といえる。


ロマン最小限、クール度目盛りも振り切るまでひねった色気ゼロの答えであるが、

結局、動物の体の強さや形態も狩りや採取にためのものなのだから、

神に仕えたり夢を分析する前に、食うべきなのである。

食うことのほうが偉いのである。


だから、その、“いま、食うべきか?”の信号がとてもファジーであるというのは、

どうも、こころもとない。


受験に不安を抱いたままでディズニーランドにいっても「きょう一日だけは!」だなんてカラッとは気を晴らせない、そういうもんだ、人間は。だからこそ少年たちは夏休み初日に宿題をすべて終わらせてしまおうと、一応は試みるのであるし、時間割は前日寝る前に成し遂げるのがベターであるとどこかの誰かの酸っぱい口が豪語するのである。


「あぁ!腹が減ったな、おい!」

と、“森の中でキコリのおじさんがガハハ”な様子で叫べたら、どんなに気分がいいだろう。


なんのこっちゃ。

やることは多すぎてテンパリ気味なのに、なんだかとても、泥沼なのだ。

“泥沼”というより“どろぬま”、いや、“ドロヌマ”と表記したいほどのぬかるみ具合なのだ。