『……女王は意気消沈。代用品購入のためにショップへ足を運ぶことも予想されるが、公式の会見はまだ開かれていない。割れやすい身の程を棚にあげた発言に国民の中にも激怒する意見があがっているが、どうやら本人は真剣なようだ。

 ―オイター通信 09.3-5』


その国の女王の宝物のダイヤモンドがありまして

ある日、ダイヤモンド、


「ひょんなことから勘違いをされていたのですが……」



と語り始め



「まぁ多少は、わたしのほうでも勘違いされるよう、こう、身嗜みを気をつけたり、ダイヤモンドっぽい感じをだしたりも、まぁ、したにはしましたが…」



などと言葉をにごし




「実はわたし、ただのガラスなんです」




とつないだ。



「な、なぜ突然そんなことを?」

と、驚愕しながらも女王がお尋ねになられると




「ダイヤモンドより綺麗で丈夫なガラスになろうと思ったからです」



と、答えた。