ネットショッピングの魔力 | 混沌に光明を

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取り留めのない、適当に思いついたことをひたすら書き続ける適当ブログ。
テーマはサーチ&デストローイ!(意味は特にない)

ネットショッピングをしていると金銭感覚がおかしくなって、普段ならばしないような買い物をうっかりしてしまうということ。
そういう人は多少いると思うのです。
衝動買い自体は普通に出歩いる人もやるけど、、ネットショッピングで怖いのは、まあ、個人情報もそうなのですが・・・うっかり、自分がどれだけお金を使っているか分からないということ。
出歩いて買う分には、自分はどれだけお金を使っているかしっかりと自覚している人は多い(もっとも、確信犯的な人がほとんどだろうからどうしようもないのが問題だけど)。
この辺りのメカニズム、ふとボーダーブレイクとつながるものがあるな、と思ったので書いてみる。
・・・実はボーダーブレイク理論を先に考えていて、ネットショッピングとつながるな、と思ったのはあとなのは内緒(おい)
世の中、あるものを解析すればいろいろと見えてくるもんです。

ボーダーブレイクは、実にうまく人の心理を突いている。
特に不況の今、自分の財産を削る場合は、それに値するかどうかが決め手になります。
それがサービスの場合、それを継続して使用したい、という快感がえられるかどうか。
快感を得させる簡単な方法は、前提を利用することです。
たとえば、普段100円で1個のものが、サービスで100円で2個買える! とかなれば、それはお得に感じられるものであり、なおかつこれからもそれがほしいと思えば、100円で2個のものを必要以上に買い続けるでしょう。
それと同様にボーダーブレイクは、まず、ゲームセンターという環境を利用します。
ゲームセンターのゲームは、100円をわずか十数秒で消えてしまうようなところです。
もちろん、通うような人はもっと長くやれるでしょうけれども。
しかし、ボーダーブレイクはお金を投入すれば、特定の時間を必ず遊べるよう保証しています。
ある意味、ガンダムの戦場の絆だって同じようなものです。
しかし、ボーダーブレイクの特徴はそのコストパフォーマンス性とカスタマイズ性。
扱っている題材が題材だからというのもあるけれども、戦場の絆は両方とも低い。
それを利用したのがボーダーブレイク。
が、そんなゲーム、メーカーもゲームセンターももうかるものではないので普通は出さない。
ここからが本番。

ボーダーブレイクは、お金を投入することによってGPというゲーム内通貨を買い、1GP1秒ゲームができることを保証されています。
が、そう考えた場合は、同類のゲームに比べるとどうしても収入面でマイナスになってしまう。
それを解決しているのが、パーツやカスタマイズにお金をかけること。
この値段設定が絶妙なのです。
このゲーム、キャラクターパーツなどを買うのに100~600GP程度使いますが、100秒消費するくらいなら、ゲームに使う。
そう考える人がいてもおかしくはない。
そこで出てくるのが、1試合600秒のルール。
とくにボーナスをつけていない場合、100円で250GP入手できますが、600GPぴったりにすることは不可能。
そう、どうしても150GP余るのです。
試合が早く終わる可能性もあるので、もっと余るかもしれない。
150秒参加で試合すればいいじゃないかと思いますが、150秒だけ戦闘に参加した場合のデメリットとして、ランクを上げるためのポイントが入手しづらい、場合によってはマイナスになってしまうという点があるのです。
ならば、これは捨てる(一応、ゲーム終わる際に低級の素材とランダムで交換はできる)べきなのか?
それくらいなら、100GPで買えるパーツを買った方が、ゲームを楽しめる。
それに気づけるかどうかは別問題だけれども。
そして、100GPで買えるパーツは少ないものの、しっかり用意されている。
カスタムのためにGPを少々使わなくてはいけないものの、パーツつけ替えるだけの分は十分にある。
そしてゲームで実際使用した結果、そのパーツを使用することによって十分すぎるほどその差を感じることができる。
もしも前に使っているパーツが自分に合わない場合、このサービスは快感を得るのに十分な効果を持っている。
しかし、人には慣れがある。
そうなると、ほしくなるのはより上位の性能を持つパーツ。
それを手に入れるにはより多めのGPが必要となる。
GPにはお金がかかるけれども・・・100GPを消費することにより、心のリミッターが緩んでしまうのだ。
未知のものには警戒するが、一度経験してしまえば警戒も緩む。
その心理をうまくついているのが、ボーダーブレイクのシステムなのだ。
正直、踊らされている(おい)
こうなってしまえば、ゲームセンターとしても、メーカーとしてもしめたもの。
ユーザーが投入する資金は自然と増えていく(当然ユーザーがよりサービスを受けたいからだけど)。
・・・とまあ、このように、複数の段階をつけて、ユーザーの警戒を解くのですよ。

ネットショッピングも同様。
安物を適当に買って、慣れてくれば徐々に高いものを買い始めて、最終的に金銭感覚がまひする。
まあ、時間当たりの消費金額を考えれば、ボーダーブレイクよりもネットショッピングのほうが怖い場合もあるけど。
まあ、用は自分がどんな状態になっているのか常に見ながら遊びましょ、と言う感じで。
人間、きれい事だけじゃつまんないぜ!