…
最近、頻繁に目にする「子どもへのわいせつ行為」。
加害者は教師、塾講師、保育士、親、芸能プロのボス…
情けないことに挙げればきりがない。
そんなことからふと、思い出したことがある。
50年以上前の話だ。
私が小学3年生の時の担任が、42歳の男の先生だった。
型破りな教え方だったので、誰もが勉強が楽しくて
当然、先生同士でも、子ども達や親にも人気があった。
いつだったか、体育の授業で初めて腹筋をさせられたため
次の日、みんな筋肉痛になってしまった。
子どもたちが「お腹が痛い~、痛い~」と言うので
先生がお腹をマッサージしてくれた。
教卓の陰で椅子に座った先生の膝に乗り、
肌着の裾から手を入れられて、ナデナデされる。
他の子達はズラリと窓に沿って並び、呼ばれるのを待っていた。
今、思い出すと女子だけで男子はいなかった。
中でも、Mちゃんは何度も呼ばれた。
目が大きくぽっちゃりして、とても可愛い子だった。
私も一度だけやってもらったが、すぐに終了。
早生まれで成長が遅く、見た目も良くなかったから。(笑)
それに子ども心にも、すごく恥ずかしくて
嫌な感じがしたのを覚えている。
当時は「わいせつ行為」という感覚もなかったし、
親に言っても「マッサージしてくれるなんて優しい先生だね」
って問題にもならなかった。今なら、大問題だろうね。
先生の動機がどうあれ、膝に乗せられたMちゃんの
少し赤くなって困ったような顔が忘れられないのであります。



