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先週から外壁塗装工事の業者さんが出入りしている。
昨日、車のドアの「バタン、バタン
」が聞こえると
離れて遊んでいたインコのチビが一目散に飛んで来て
私の肩にとまって「ピヨ
ピヨ
」と訴えた。
「チビ、どうしたの
」と訊くと
ハッキリした声で「チビト
」と言う。
「チビト」いうのは、チビが長男に付けた呼び名だ。
チビは長男が帰って来たと思ったらしい。
「チビトじゃないよ、工事やさん」と言うと
納得したのか また遊び始めた。
鳥なのにちゃんと人間の言葉を聞き分けるし、
チビが家族が帰って来るのを どんなに楽しみにしているか
改めて知った。
そんな時、今までYouTubeで視聴していた
蝶子ちゃんというインコを看取った動画がUPされた。
蝶子ちゃんはPBFDという羽が抜ける病気を患っていた。
日に日に体力が無くなっているのに
それでも生きようと闘う姿が健気で愛らしかった。
めんこいめんこい蝶子ちゃん。
それを優しくお世話する飼い主さん家族の愛情と
最期の時を受け入れようとする気丈さ。
私には到底 出来そうもない。
最期が近いと分かっていても、元気になってと願った。
でも、蝶子ちゃんは病気には勝てなかった。
他人事とは思えず心が凍り付くようだった。
わが家のチビのことを考えてしまう。
チビは先月、5歳になった。
ヒナだったのが昨日のようでも すでにシニアの域。
鳥にとっては時間があっという間に過ぎて行くんだな。
別れは避けられない。
残された時間がどれぐらいあるか分からないけど
一日一日をチビにとって快適で楽しく過ごせるように
家族で見守っていこうと思う。

