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通りすがりに見た 大きな合歓の木
このあたりはかつて開拓地だったそうで 当時の建物が残っていた
今では ログハウスやオシャレな住宅が立ち並んでいるけど
それに比べると 超簡素な造りのこの家で
真冬の 氷点下20℃は キツかっただろうな

写真を撮らせてもらおうと 畑 にいたオジイサンに声を掛けたが
耳が遠いらしく 身振りでやっと通じた
驚いたのは 顔を上げたとき 遠目にもハッキリ分かるような
ブットイ アオッパナ

そうか
この方が 先人か
「先人に感謝」なんて キレイ事で言うけど
では こういうシチュレーションでも 心から敬えるか
そう 自分に問うてみる
ぐにゃり
足元で 腐った木瓜の実を 踏んだ