仙台市宮城野区蒲生の今… | ブドリの森

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先日、仙台へ お見舞いに行ったついでに 浸水域を見て来ました。
 
地理が分からないので、復興支援地図を見ながら 海岸を目指して東進。
 
着いた所は 七北田川の北岸、宮城野区蒲生というところでした。
 


 
 
背丈ほどもある雑草が生い茂った、見渡す限りの更地…
 
以前の町のようすを知らなければ
 
ここにたくさんの人が住んでいたとは想像もつきません。
 
イメージ 1
 
ポツポツと残された建物も 近づいてみると みなメチャクチャに破壊されて、
 
人が住めるような状態ではなく、中にはいまだに手つかずのままの家も。
 
とてもカメラを向けるに忍びず、数枚撮ってやめてしまいました。
 
 
イメージ 2
 
七北田川沿いの土手を進むと、被災した小学校が。
 
すぐに頭に浮かんだのは子どもたちの安否…
 
 帰宅後、調べてみたら、この中野小学校の子どもたちは
 
4階建ての校舎の屋上に避難して無事だったそうです。
 
七北田川をさかのぼる津波   http://www.youtube.com/watch?v=oWDT4e4jGSM&feature=related
 
当時の映像を見ると 本当に怖ろしくてショックを覚えました。
 
 
 
   山のように積み上げられた震災廃棄物   これは仮処理場?
 
イメージ 3
 
 
 
 車が登っているのを見て、瓦礫を再利用した防潮堤建設かと思いました。
 
宮城でも計画があるそうですが、この場所かどうかはわかりません。
 
 
7月には石巻の震災廃棄物も 仙台の仮処理場へ搬入、やっと処理が始まったようです。
(この写真との関連は不明)
 
いろいろ調べてもわからなかったので、仙台市在住の鶴姫さんにお尋ねしたところ
 
このような詳しい情報をいただきました。

 
イメージ 4
 
鶴姫さんより 仙台市の震災廃棄物の焼却処理について
 
 
仙台市では、現在、蒲生・荒浜・井土、三ヶ所の搬入場に仮設焼却炉を建設中です。
 
処理設備の設置等により,ダイオキシン類や重金属,アスベスト等の対策を実施しています。
 
また,各搬入場では空間放射線量焼却灰放射能濃度を測定し,
空間放射線量は市街地と比べて大差なく,焼却灰も 97~260Bq/kg(主灰),
 
300~1,380 Bq/kg(飛灰)と環境省が埋立処分の目安としている8,000Bq/kg
大きく下回っています(測定結果は,HPで公表しています。)。

 
      9/1   蒲生搬入場仮設焼却炉試運転開始(井土は 9/8,荒浜は 10/31)
      10/1  蒲生搬入場仮設焼却炉稼動。本格的処理開始
      12/1  荒浜搬入場仮設焼却炉稼動
 
 
鶴姫さん、安全性についても詳しい情報をありがとうございます。
 
地元に焼却炉が建設されて、これからフル稼働で処理が始まりますが、
 
あの果てしない廃棄物の山を思うと いったい何年かかるんだろうと。
 

 

 
 
今まであちこちの被災地を見ましたが、今回も体が押し潰されるような感覚が。。
 
記事にするために 情報を収集、熟考する時も、いろいろな思いや葛藤があり、
 
これをまとめるのに 2週間もかかってしまいました。
 
それだけTVの映像を通して見るよりも、 現地に身を置いて 五感を通して感じる方が
 
はるかに心に迫るということでしょうか。
 
 
イメージ 5
 
 行きのサービスエリアで見かけたバイクの珍しさに思わずパチリ…カメラ
 
 
…でも、帰り道にはそんな自分がつくづく情けなくなって。。 
 
こんなことに浮かれてた自分の馬鹿!!