先日(3/12)、花巻の羅須地人協会に行ったついでに、
「イーハトーブの風景地」の イギリス海岸にも寄って見ました。
花巻は内陸なので もちろん実際の海岸ではなく、
北上川の川辺のことです。
駐車場もまだ雪が残っていました。

そこは当時、町の人たちの水泳場として使われていましたが、
よく遊びに来ていた宮澤賢治が、
その川辺が 渇水期になると、泥岩層が露出し、
まるでイギリスのドーバー海峡に面した
白亜の海岸を連想させたことから
イギリス海岸とネーミングしたそうです。
いかにも賢治らしい発想ですね^^

北上川西岸より東岸を望む。 北上川の流れが見えます。

今は満水期なので、もちろん川床は見えませんでしたが、
おそらく夏になると、
これが白亜の海岸のように変化するんでしょうか。

賢治が農学校の教師時代には、生徒たちを連れて来ては、
ここで水泳をしたり、
泥岩に残された化石の採集をして楽しんでいました。
でも、現在は北上川の支流の瀬川の流れが変化したために、
大正当時のイギリス海岸は分断されて、規模が縮小しています。

川の左岸を見ても地質が分かりますね。
…白鳥の鳴き声に ふと 頭上を見上げると…
北帰行のための 飛行訓練でしょうか。

次はぜひ、真夏に来ようと思います。 ヾ(・∀・`*)
賢治や生徒たちを感動させた
エキゾチックなイギリス海岸を見つけに…ね
(笑)