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今朝の ラジオ番組の中で、武田鉄矢さんが 言ってた。
あの 3/11から 毎日、泣いていたと。

仕事で ステージに立っていても
「…自分は何をしているんだ」 と 自分の無力さを 責め、
一ヶ月ぐらいは うつ状態になっていたそうです。

私もあの日以来、宮古や 気仙沼 出身の方や、
地元で 救援活動をしておられる
岩手のブロガーの方々と 知り合いました。

被災地に縁もゆかりもない 武田さんが
これほど 心を痛めるのであれば、
故郷の 惨状を 実際に見、
日々、背中あわせで生きる 我われの心は…

ある方は、一時的に 記憶喪失になり、
また 別の方は 言葉も失い、涙すら出なかったと。

まして 家族や 家を失ってしまった方々の目には
この新しい命の息吹き が どのように 映っているのだろうかと。

職場の庭に ようやく しだれ桜や
花桃、木瓜の花が 咲き始めました。
でも、まだまだ 風が冷たく、朝晩は 暖房が必要です。

思えば 昨年の11月から 半年も 寒い季節でした。
でも、5月のほんの数週間で、いっきに夏になります。

北国の春は 長い冬の間に うっ積した
植物たちの エネルギーの爆発です。
人々の虚ろな心には われ関せずとばかりに 季節だけが
ドンドン変わるのを見ると 無力感が募ります。