ほとんどの場合、楽器と楽譜と音響機材で溢れかえっているんだけど、その担当者くん 入ってくるなりモニタースピーカーに目が行ったみたいで不思議そうな顔をして見つめている。
どちらかと言うと、スピーカーよりマイクロフォンの方が有名なメーカーだけに、それが珍しいのかと思っていたら、じ~~~っとスピーカーを見つめた後に口を開いた。。
「あ、あの・・・ スピーカーが逆さまです。。」
高さ約30センチ 少し下を向く角度だよ
なるほど。。
オーディオや高級なテレビでは、低域・中域・高域で独立したスピーカーが装備されている場合があり、そのほとんどが低域用の大きいスピーカーが1番下で、その上に中域用、更に高域用と置かれている。
しかし、この部屋のモニタースピーカーは上下が反対で、メーカーのロゴまで逆さまになった状態で置いてあるので不思議に思ったようだ。。
その担当者くん、さらに続けて
「スピーカーが反対にあるって事は、音が逆さまにならないんですか??」
って質問してきた。。
つまり、本来 低い音がするスピーカーは下から聞こえ、高い音は上から聞こえるはずなので音が天地逆に聞こえてくるのではないかと言う意味のようだ。。
彼の頭の中ではオーケストラやバンドの写真を逆さまに見たような音になってるのではないかとイメージしたようだ。。
こんな感じ?(笑)
なぜオイラがこのようなスピーカーの置き方にしているかというと、イスに座って音を聞くと低域・中域スピーカーが耳に近くなってしまい、高域が遠くなってしまって音色のバランスが悪くなるからこのような置き方をしている。
確かに大型スピーカーで距離を離れて聞く場合は各スピーカーの置き方で「音の定位・音像」が狂い、落ち着きのない音になったりするけど、オイラが使っている2WAY(低音・高音用の2個のスピーカーが組み込んであるタイプ)で、この距離で聞いている分には気になることはない。
でも、そんな説明をしてもどこか納得してない様子だったので
「ハモニカを逆立ちして演奏しても、音自体は変わらないっしょ??」
って聞いたらすごく納得してた(笑)
でも、オイラ的には逆立ちして演奏する方が演奏者には苦痛で音が変わるだろうと思ったのであったのでした~(笑)