月1回の投稿を予定しているアコースティック・ギターのデモ演奏ですが、今回は昨年の10月にリリースしたオイラのソロアルバム「青鯨の哭いた夜(あおくじらのないたよる)」から『Refrain』を紹介しまする。
新アルバムのRefrainは、オイラひとりで3役をこなす多重録音によるギター3重奏で収録しているんだけど、アルバム中のほとんどすべての曲はギター・ソロ用で書いた作品で、そこから更にイメージを膨らませてオーケストラやバンド形式のアレンジをしてみたよ。
今回のソロ曲は、その原曲って感じだね。。
公式HPでお伝えしている「青鯨の哭いた夜」のテーマはこんな感じ。。
ひとりの女悪魔が経験する切ないストーリーの、シーンごとのイメージ音楽を集めた全7曲のコンセプト・アルバムです。
曲を聴きながら、シーンやシーンで交わされる言葉を想像してみてください。
自分ではどうすることもできないような事態に涙にならない涙を流す時・・・
病気であったり、男であったり女であったり、子供だったり大人だったり・・
触れたくても触れる事が出来なくなってしまった事を想うとき、決して言葉にすることのできない言葉・・・ 安堵感、虚しさ、開放感、悲しみ、孤独感。
そんな魂の叫びを「音」「音楽」での表現を目指しました。
その中の1曲「Refrain」は、近づきたくても近づけない、そんなもどかしさのような、あきらめのような・・・
分かっていても、つい反芻してしまう、そんな切ない気持ちの曲であります。。
YouTube 「Refrain」
『青鯨の哭いた夜』
むかしむかし 女悪魔のシモーヌは悪魔界では禁断の3つの罪を犯しました。
その罪は、ある満月の夜、偶然出会った一人の男に尽くした「博愛の笑顔」「慈愛の涙」「犠牲の愛」でした。
悪魔界の大王は、その罰としてシモーヌの姿を青鯨に変え千年間、深い海の底に閉じ込めました。
そして、シモーヌが愛した男には死ぬことのない命を与えました。
やがて千年が経ち、シモーヌが得た赦しは、新月の夜に人間の女となって人間界に行くことでした。
シモーヌは、ようやく愛する男に会うことができるのです。
ところが、大王は男を新月そのものに変えてしまいました。
人間には地球の影に入った暗闇にしか見えない新月に・・・
新月の夜が訪れるたびにシモーヌは、その暗闇を見つめ涙を流すのです。
いくつも歳月が過ぎたころ、シモーヌは再び青鯨にして欲しいと大王に懇願しました。
それから新月の夜には、深い深い海の底から青鯨の哭く声が聞こえてくるのでした。
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◆ブログタイトルに「※印」が付いてる記事は映像・音声ファイルが添付されています。
良かったら探して聴いてみててくださいな♪
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