ラップランド3 カラショーク観光

2023年12月中旬から25日までラップランド旅行に行ってきました。3日目の日記です。

2023年12月19日

昨夜はオーロラを見たのが22時位で、寝たのが少々遅かったので、ゆっくりと起きました。12時位にホテルを出発して、向かったのはサーメ公園。サーメの文化や生活に触れられる施設です。お土産屋さんや手作りの銀製品が並んでいました。

公園内にはサーメの住居、コタが並んでいます。でも雪がかなり積もっていて、施設の人に聞いたら冬季は基本的にクローズしているとのことでした。

次にサーメ博物館に向かいました。カラショークは「サーメの人々の首都」と呼ばれているので、わざわざ足をのばしてみたのですが、町はとても小さく、観光と言えばサーメ公園とサーメ博物館だけです。↓こんな寂しい感じの道路を10分位歩いて博物館へ向かいました。

この日は曇りで、10時半位から空が白んできましたが、11:45でもこの暗さ。多分この日一番明るかった時間帯です。曇りだと本当に日照時間ゼロです

寒い中やっと着いた博物館・・・なんと鍵がかかっていました　寒い中歩いていくので、ホームページでは開館日というのを確認してから来たのですが・・・。悔しいので、入り口に電話番号が張ってあったので、そこに電話してみました。もしかしたらランチ休憩かもしれないしね。そしたら、なんと、私たちのために開けてくれました！！

博物館のおじさんによると、年末だから本当はクローズなのだとか。開けてくれたことに感謝しますが、そういうのはホームページにちゃんと書いておいて欲しい・・・。展示内容はサーメの文化に関する展示品が充実していました。しかも、このおじちゃんが短いけれどツアーをしてくれたので、とても分かりやすかったです！

こちらの帽子は未婚の女性がかぶるものだそうです。

そして、結婚するとこちらの帽子になります。

装飾品はとてもカラフルで、私はこういうの大好き。

昔ながらの生活用品の展示も充実していました。おじちゃんによると、布を縫う針はとても大切なものだったらしく、その針を無くさないように針を入れるケースが展示されていました。

こちらがラップランドと言われる地域の地図↓。サーメの人々が暮らしていますが、色分けされているとおり、サーメの中にも色々な部族があるようで、また話されている言葉も異なるそうで、おじちゃんによると西側に住むサーメの言葉は全く理解できないそうです。

サーメの太鼓（Sami Drum)と呼ばれる展示に一番力を入れていました。↓この写真はサーメ博物館のホームページから借用しましたが、このような楕円形の太鼓です。でも、この写真のものとは違ってもっと特別展示されていました。

この太鼓、いわゆるシャーマニズムの儀式で使われていたようで、未来を占ったり、病気の人を助けたりするときに使われていたようです。サーメの人々の象徴でもあります。17－18世紀には輸出品として人気が高く散逸しており、ヨーロッパではわずか71張が各地の博物館に所蔵されているのみだそうです。

子供たちが博物館でお土産を買いました。サーメの人の手作りブレスレット！！トナカイの革でできていて刺繍がとても綺麗でした。お値段が少々張りましたが記念に購入しました。

カラショーク、サーメ文化に興味がある人は訪れる価値があるけれど、わざわざここまで足をのばさなくても、ロヴァニエミの博物館でも、イナリの博物館でも十分サーメ文化は学べます　あ、でも、このサーメの太鼓はこの博物館でしか見れなかったと思います。私たちはカラショークでオーロラを見られたので来てよかったですが、バスの本数も少ないから無理しないほうが良いかも

博物館見学をしたらもう暗闇に包まれていました。まだ昼の14時前でこの暗さ・・・極夜ってこういうことなのですね・・・。体験として面白かったけど、これが毎日だったら気が滅入るわー　せっかくノルウェーに来たのだから、スーパーでお買い物・・・って期待してきましたが、超普通のローカルスーパーマーケットで、たいして何もなかった