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お爺ちゃんの昔話
 ー夢や希望を捨てていない若い先生方へー引退教師からの伝言ー
(私の記事全てに亘って転載・複写・拡散自由です)

          (2010年9月投稿・・2012年5月・2014年3月・修正加筆・再々投稿)


      「ボロ班」対策


                       -生徒の更なる成長を願ってー 


 

 班競争には、かなりの批判や賛成意見が出て、教職員の間ではかなりの激論があったらしい。特に「ボロ班」と言う評価とその表現については、賛否が別れたらしい。残念ながら、「私一人が蚊帳の外」で、「だーれも質問もしないし、意見も言ってくれない」のが{毎度の事」で、どこの学校でも私が赴任しての一年目はそうだった。



 私にして見ると「毎度の事」ですから、一年目は自分のやりたい事をやるだけ。そのうちに、私の学級経営のやり方を見ていれば判るでしょう・・・と、密かに考える・・・これもまた「毎度の事」。一年経つと、他のクラスの生徒と私のクラスとの生徒とでは班活動や学級活動の取り組み方が違ってくる・・・是もまた「毎度の事」。二年目に入ると、私の学級経営の真似をする人・質問に来る人が何人か出る・・・是もまた「毎度の事」。



 閑話休題・・・さて、私のクラスだが、二週連続「ボロ班」になったら、または、傾向として、1~2の班に「ボロ班」が集中する様だったら、そろそろ「班の編成替え」の時期が来たものと考えて良いし、班長会議に「ボロ班」対策を検討させて、問題点をさらけ出すのも良い。



 これは、単にその班だけの問題でなく、学級全員の向上を目指すために、「ボロ班対策」はみんなの問題として考えて行くべきである。と、言う意識を班長たちに持たせ、解決策を考え、意見を述べ合う事で、連帯感や班長としての意識の向上、学級の核としての自覚を持たせ、成長を図ることが出来ました。更に「班の目標」や「約束」も、単なる努力目標で情緒的な言葉を並べてもそれでは駄目で、より「具体的に班員全員で取り組みやすい」ものにしなければならないのが、少しずつ判ってきたようです。



 これは後に『班長立候補制』に繋がって行きますし、『班長リコール制』 や『仕事班リコール制』まで発展させるためにも必要な、大切な事であると思います。また、後半になっての『個人目標作り』や「個人目標達成のための取り組み」と、そのための班の協力・班長の指導・助言にも、班員が素直に従うような『学級全体の体制』作りのための第一歩ともなるものです。

 


 私の「班ノート」の取り扱い方も、この頃から意識的に、比較的成績の劣る者の中から、何か他の生徒よりも優れたものを見付け出し、学級便りの中でそれを紹介する事によって、個人の特性を見出し、生徒たちがお互いに認め合う事によって、先祖代々の優越感・劣等感などの既成概念を打破し、お互いに尊敬しあい、高めあう環境を作って行こうと考え、実行して見ました。         


 特に、学業成績の優劣によって、上下関係が出来る事を防ぎ、お互いに優れたところを認め合う様に、劣ったところは相互の協力関係と切磋琢磨によって、向上の努力が実を結ぶようにしたいと考えたからです。           




 「学級だより」では、出来るだけ多くの「生徒の名前」を挙げる。それによって保護者の学校行事や学級の様子についての興味・関心を高める事が出来る。と考えました。親は、自分の子供と他の子供との違いを、感情的・情緒的に捉える傾向があり、子供に対して一方的な判断を押し付ける事があつたり、また、子供の生活に対して無関心な場合もあります。   



 前者の場合は「親の躾け」と言い、後者の場合は「放任主義」なのに、「子供の自主性を尊重」している。と自己弁護し、両者共に教師の介入を『親の教育権の侵害』であるとして攻撃に転じ手来る事が間々あります。    




 そこで、他の子供との比較をデータではっきりと把握出来るようにしよう。と、考えて、四月に行われた身体計測の資料を用いて、全生徒の名前を挙げ、関心を持って学級便りを見てもらう事を考えました。但し、女性徒は、体重・胸囲などに羞恥心を抱くのと、座高は胴長・短足などの心無い陰口・悪口・からかいの原因となり、イジメやシカトなどの差別を生む恐れが大きいため、これを省き、身長のみを記録として載せ、食事指導や生活改善の資料として考えて貰おうとしたものです。


注・・学級便りを掲載しようと思いましたが、担任の名前を消し忘れていたので今回は止めました。


ペタしてね  ・・・・・続く・・・・

先生の卵さんたちへ読者登録してね 生徒を一人前の人格を持った人間として接すること。これが出来れば、学級内で起こる問題は必ず解決できます。ガンバルノダ!!

         体育大会の取り組み

                ー学級の団結の成果ー



 北海道では、五月の最終日曜日か六月の最初の日曜日に体育大会を開催する事が多い。季節的にも初夏の頃であり、爽やかな素晴らしい一日になる。但し晴天の場合で、曇天や霧雨の時はぶるぶる震えて寒さに耐えなければならなくなる。校下の小学校や近隣の他の中学校と連絡を取って日程を決めて行われる訳ですが、この体育大会が貴方の「クラスの生徒を団結させる最初のチャンス」なのです。つまり、幾つもの小学校から集まって来た生徒たちに、「自分のクラス」を意識させ、学級の一員としての自分を意識する大事な行事と言えます。次の例は、F市O中での私の実践例です。



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 体育大会への取り組みは、生徒会体育常任委員会提案の「学級対抗形式で、各クラスの生徒はそれぞれの種目に対して、参加人数制限内での競技参加とする」と言う事なのですが、学級の人数が22名と最小人数であり、部活で怪我をしてドクターストップのかかった生徒が居り、更に自他共に認める「運動オンチ」が三人も学級に所属していたため、全員参加を大会の基本原則としている以上、生徒は最初から勝てない事が判っていて、投げやりな態度を取る者が多かった。



 そこで、生徒の『やる気』を引き出すために、「学級の団結と助け合い」「個人の記録に挑戦」「自分自身の満足出来る成果」などと言う事を、学級指導の時間に徹底的に話し、学活の時間に「生徒個人の挑戦したい種目」を基にして選手を決めていき、ある程度、生徒の「やる気」を引き出す事に成功したように思います。




 体育大会では、学級員はそれぞれがかなりの頑張りを見せたのですが、故障者が続出したのと、運動能力が極端に劣るものが三名いた事が成績不振となって現れ、総合成績は、生徒の言う『ビリッカス』『ドンケツ』に終わりましたが、生徒の表情は意外に明るく、それぞれが「精一杯がんばった」事から来る達成感・充実感に満ちていたと思います。



 その様子は、「班ノート」にはっきりと現れており、「学級便り」にも一部掲載して父母にも紹介しました。また、父母の感想を求めたところ、多くの父母から感想や意見・激励の言葉が寄せられましたので、これを製本して一冊にまとめ、生徒の反省文・感想文を製本したものと共に、学級の後ろにある「学級文庫」に置きました。



 生徒はかなりの興味を示し、休憩時間を利用して読んでいる様子が見られました。また、父母参観日には、多くの父母が手にとって内容を確かめているようでした。この後、「班ノート」に父母の意見が時々記入されてくるようになりました。


 かなりの生徒が「班ノート」を見せる・見せないという事で父母と言い争いをした様子で、私に訴えてくる生徒もいましたが、「親子の断絶」が問題となっている事でもあり、親子の話し合いの種になりそうだと思って「君たちは未成年者だから、親の保護下に置かれている訳で、親が見たいと言ったら見せるべきじゃないかな」と言ってほおっておきました。


・・・・・・「学級便り」第12号・13号を参照してください。


obirameのブログ-体育大会 成績の1

obirameのブログ-体育大会 班ノート

obirameのブログ-体育大会の成績

obirameのブログ-体育大会の感想
ペタしてね 体育大会の部・終わり。

      (2010年9月11日投稿・・2012年5月・2014年・3月修正加筆・再々投稿)


      中学校で最初の家庭訪問


              ー担任として教員としても始めてのー


         最初の家庭訪問ー学級便りと班ノートの活用ー



   「三年生の修学旅行」を四月下旬~連休後の五月に行う学校は、一・ニ年生の家庭訪問をこの時期に当てることが多い。三年生のいない間の「臨時時間割」を作らないと、教科担任制であるため、授業が満足に出来なくなるからです。



 修学旅行が他の時期の場合でも、家庭訪問は新学期が始まって一ヶ月くらいの時に、生徒の様子を家庭に知らせるのと、家庭の様子を観察してくるのが大きな目的になり、三年生は修学旅行から帰って来てから、進路の相談が加わります。



 家庭訪問は、予め生徒の通学区域の近いものを地図などで調べておき、回る順と凡その時間を決めて、父母に知らせておくようにする。


 注・・・何処の学校にも、生徒の通学区域を示した五万分の一の地図がある筈である。これをマスプリして班毎に生徒の自宅の位置を記入させたり、全体を一枚に纏めて教室に掲示しておくと、学校との距離関係や学級内の友人関係に必ず役に立ち、地域社会の学習にも効果がある。

 もし、学校に用意がなければ、・・・そんな事はない筈であるが・・・市町村役場の建設課か土木課・教育委員会には必ず置いてある。必要枚数を貰って来れば良い。


 私は,その他に、『この日時で都合の悪い人は、各家庭で連絡を取り合って変更をしてください。その場合は、生徒を通じて担任に連絡をお願いします』と学級便りに記入しておいた。OK         


    (学級便り 第五号 参照)
obirameのブログ-学級便り 第五号

obirameのブログ-学級便り お知らせ



 学級便りにも書き、生徒にも、前もって「お茶やお菓子などの用意は絶対にしない事」を、親に連絡するように申し渡しておいたのですが、何軒かの家では、慣例に従って用意をしていたようです。


 しかし、連絡をした以上、手を付けないようにしました。 禁止  一日に何軒も回るので、お茶でお腹がガボガボ言うようになり、小水が近くなり大変な目に逢うのです。



 父母との面談は、出来る限り短時間で切り上げるように、面談内容を最初から絞って置く必要があります。


 私の場合は、「父母の子供に対する期待度と教育的判断力」「家庭の躾けはどのような考えに基づいて行われているか」「子供の将来についてどのような考えを持っているか」「家の仕事の手伝いをさせる事についてどう考えているか」などを聞き、メモを取りました。メモ 


 次の機会の家庭訪問では、一般的な、子供部屋の有無・個室か共用か・親の知る友人関係・兄弟姉妹との関係・勉強部屋や勉強場所の状況・机の照明器具の明るさ・ベッドの場合はマットが柔らか過ぎないかどうかを見せてもらいます。


 但し、子供部屋を見る場合は、事前に生徒の了承を取り付けておく事が大切だと思います。生徒には、『今年一年の間に、君たちの学習環境を知るために、必ず君たちの部屋を見せてもらいます』と、言って置き見せてもらいました。



      学級便りと班ノート



 「学級便り」には、そろそろ班ノートからの抜粋を載せることを考えます。そのためには、生徒の興味・関心が『班ノート』に集まるように仕向ける必要があります。



 「学級便り」に載せる班ノートの記録は、誤字・脱字を訂正したものを載せます。班ノートに対する教師の態度としては、生徒が書いてきた事柄に、誠心誠意を持って答え、心情を吐露して意見を述べる事。場合によっては、生徒の書いた文章の2・3倍、多い時には1ページ以上書いた事もあります。 



 これを続けていけば、帰りの会の時、生徒たちは、まるで奪い合うようにして班ノーとを読むようになります。

 最初の段階では、「何でも良いから三行以上書いてくる事」という条件で書かせました。間もなく「半分以上」、次には「2/3以上」と増やして行きました。



 班ノートに文章表現をさせる事は、生徒の思考力(考えた事を要約しなければ文章表現出来ない)を高め、表現力を養うだけでなく、あなたが担任として、個人的な個々の生徒に内在する色々な問題を知るきっかけになり、班内や学級内の問題を発見するのに大変役立つものです。うまく機能するようになれば、「イジメ」・「シカと」・「対立関係」・「暴力問題」・「個人の悩み」・「家庭内の問題」までが赤裸々に表現されているのに驚く事でしょう。 


ペタしてね ・・・つづく・・・
先生の卵さんたちへ読者登録してね 学級だよりは、生徒の学校での生活や学級の目標など、担任の方針を父母にら知ってもらうためには絶対に必要なものです。頑張って発行してください。
 班ノートについては後でまた触れたいと思います。

        生徒の手による班編成


                    ー生徒の自我確立と向上のためー



 「学級開き」の日から、三週間乃至一ヶ月ほど経ったら、班編成替えを考えます。これは、教師が決めた「班」や「班長」ではなく、生徒自身の手で「班長」を選ばせ、自分たちの選んだ「班長」に「班員」を選ばせる。と、言う形を執る事によって、『代表民主制』の第一段階を経験させるために行うものです。 



 生徒の中には、「この班を替える必要はない」と言って抵抗する者も多数出て来ますが、「先生の決めた班でよい」「何も問題が起こらないのだから、変える必要がない」(生徒の反対論) と言うのは、「自分たちで問題を発見し、もっと良いものを創り出そうと言う意欲が不足している証拠である」と考えて、それを根拠として生徒を説得し、班の編成替えを押し通す事です。



 それは、「何も問題が起こらないから良い」とは言えず、却って「問題を持っていながら、押し隠している」場合があるからです。班の中に意見の言えない者がいる場合があり、「問題の起こらない班ほど問題をかかえている」ことがあり、「班自身が、問題解決能力を持たない」場合が多い。と、言うよりは、「問題の解決の仕方を学んでこなかった」と思ったほうがよいのです。


 表面的な「仲好しグループ班」は、個人の意見や考えが圧殺されていたり、内紛の原因を抱えていることが多いものです。班討議の様子を見て、何も問題が起こらず、平穏無事に過ぎている班が出てきたら、班の編成替えを実行すべきです。これは、学級全体の発展・向上を考えた場合、「寄り合い班」「仲良し班」を解体して、他のメンバーと入れ替える事によって、学級内の問題をより顕在化させ、班で問題を掘り起こし、対策を考え、学級全体での取り組みを容易にする事が出来ると考えるからです。



 特に、班の編成替えの場合には、『男女混合』と言う条件は絶対にはずしてはダメで、これは、入学当初の今、生徒に「完全に・躾けてしまう」事が大切で、一歩でも生徒に譲歩すると、ズルズルと押し込まれて、学級経営の理想はどこかへ吹っ飛んでしまいます。男女同権・男女平等を生徒自身が学ぶためには「班編成の男女混合」は絶対に外してはいけません。



 これは、一年次の見学旅行・二年次の宿泊研修・三年次の修学旅行でも同じで、男女混合の班編成は、宿泊が予定されている場合、特に女子の反対意見が強い傾向があります。中には「男女別班」を実現させようとして、保護者に働きかけて担任に圧力を掛けさせようとしたり、「男女混合」なら参加しないと娘が言っています。などという事を親に言わせるものさえ出てきます。これは、過去の経験で「教師は外圧に弱い」と言う学習をしているため、教師を思いのままに操ろうとして生徒なりに考えてやっているわけで、これに負けないようにして下さい。



 本来の研修目的よりも、「仲の良い人と一緒に行動したい」「買い物などの時、男子が邪魔になる」などの感情論が噴出して、担任が女子の意見に押し切られる例が余りにも多い様に見受けられます。しかし、宿泊の部屋割りさえきちんとすれば、男女混合班で同一行動を取る事は、男女の相互理解に大きく貢献する事は間違いなく、お互いに差別や蔑視等の感情が間違っていた事を理解させるチャンスであると考えて、教師は生徒を甘やかさず、生徒の意見に迷わされずに進んで欲しいものです。



 「仲好し班」や「男女別班」で行動することを認める教師は、逆に、「男女混合班」を推進する貴方を攻撃してくる事が多いので、理論闘争に負けないで欲しいものです。特に、女性教師の中の「おつぼね様」級の人の中には、男性=加害者・女性=被害者的な「感情的男女同権論」を信奉するものが居り、女子生徒の側について、自分の考えを主張する事によって、「正義の味方」に成ろうとする傾向があり、ヒステリックな感情論を相手に理論闘争をする際は、あくまでも冷静に、「男である・女である・その前に人間である」と言う処から反論して欲しいと思います。


注・・「感情的男女同権論・男女平等論」については後で詳しく説明したいと思います。一般の方がこのブログを見ると「まさか」と思われることが多いと思いますが、案外、駄目なものですよ。

 

ペタしてね ・・・つづく・・・


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あなたは教師であって、生徒の前では男性でも女性でもありません。公平な目で見るように心がけましょうね。           

      別な学校での実際

          ー二重討議の実際例・班長の選出ー2-


 班討議が終わった段階で、早かった班から順番に発表させ、黒板に「班長の資質」と書いて、下に箇条書きにしていきました。二番目からの発表には、「○○班と同じ」というものを認めず、班で話し合った事を全部発表させ、 (折角話し合ったのだから、発表のチャンスを奪わない。僅かな違いでも、それを取り上げてやる事によって、班討議の意義を生徒に認めさせる。発表する事で達成感を味わえる。取り上げてやらないと、挫折感でやる気をなくす。また自分たちの意見を無視されたように感じる)黒板に記入して行き、全部の班の発表が終わったところで、「では、黒板に書かれている事で、追加する事や訂正する事がないかどうか、三分間で話し合ってください」と指示し、話し合いに入らせました。



 今度は、話し合いの終わった班から姿勢を正し始め、三分間で完全に話し合いが終わりました。ここでも、早かった班から、その順番を発表し、板書事項の訂正や追加・重なった意見の修正などをさせましたが、重なったものは一方を消して班名を記入して行きました。他の班に同じ意見を言われてしまった班も、自分の班の意見を発表させ、班名を記入していきました。 



 次に、「この板書事項以外に、班長として必要な資質・条件はありませんか」 と生徒に問いかけ、「二分間で討議してください」と指示し、新しい条件の出た班にのみ発表させました。



 板書された資質は、指導力・発表力・思いやりの心・勉強が出来る・みんなの意見を聞く・・・など、二十項目以上に亘って、生徒の考える「理想の班長像」が出来ました。



 そこで、学級委員選出の時とまったく同じように、「この条件全部に当てはまる素晴らしい人は、このクラスにいますか」と聞くと、「いませーん」と言う答えが、異口同音に返ってきました。


 「では、この条件に近い人」「この条件を幾つか満たしている人」「この条件に近づこうと努力してくれる」人はいませんか。と、問いかけると、「いまーす」と言う答え。 



  ・・・続く・・・次は班長選出の実際例・・・-29-に戻ってお読みください。私はどこの学校に赴任しても、このスタイルを続けてきましたが、ここまでの形はあくまでも新中学一年生の場合であって、二年生・三年生の場合は「班編成」はもっと発展した形になります。二年・三年の指導例で詳しく説明したいと思います。


ペタしてね 続く・・・その他の実践例・・・

先生の卵さんたちへ読者登録してね 投稿の内容がが重なったり、飛んだりしていますが、昔々の記録を見ながら記憶を呼び覚まして書いていますので、我慢して読んでください。

         別な学校での実際例


              ー二重討議の実際例・班長選出ー1ー



  班編成に先立つて、学級会を開き、「非常に大事な事なので、先生に司会をやらせてもらいます」と言って、生徒の了解を取り、教師が司会を勤める。



 これは、『今後の学級の向上と進歩・発展のために非常に大事な第一歩である』との認識を持てば当然であり、「二重討議方式がまだ身に付いていない」以上、生徒に司会をさせる事は、小学校時代からやりなれている「単純多数決」にすぐ戻り、短時間で物事を決めようとする悪癖が出る可能性があり、生徒に司会をさせて、それを見守るのが教師の姿・・・と言う、子供に相談させ・決めさせ・守らせるのが、民主主義を教える事。と言う、根強い教師の信仰?????からの脱却を図るためである。また、困った事に、「学級会は生徒が仕切り、先生は黙ってみているもの」と言う生徒たちや教師たちの「先入観念」もあり、これを打破するのは大変な事である。



 まず最初に、各班長に「班員全員の意見を必ず聞く事」「○○君と同じです」というのは意見ではないから、「同じ事でも必ず本人の口から言わせる事」と指示をする。

 ついで、「個人の名前はまだ挙げず、必要な資質のみを挙げる事」と言う条件を全員に徹底させてから、『班長に必要な資質・資格を話し合いなさい』と指示し、「時間は五分間です」と宣言して班討議に入りました。



 時間制限を行うのは、短時間に意識を集中させ、活発な意見の交換をさせるためです。時間制限をしない場合、人の顔色を伺ったり、「考え中です」などと、出来るだけ意見を言わず摩擦を避けようとしたり、後で批判されないように、保身を図る者が出ないようにするためで、時間終了と共に一切の話し合いを中断する。



 「未だ終わっていません」と言う声が必ず出るが、「五分間で、どの位話し合いが進んだか知りたいので、終わっていない班も、話し合いを止めてください」と言って中断させる。


 これは、今までの生徒にとって手馴れた、上っ面だけの民主的な多数決を防ぎ、生徒の本音を出させるためには、ダラダラとした時間ばかりかかるやり方はダメで、短時間の集中審議の訓練が必要だからなのです。


 学級内に隠れている、影のボス的存在の意向が反映されないように考えた方法なのですが、意外と効果が上がりました。



 班長に「全員意見を発表したかどうか」を確認し、意見表明の無かったものが一人でもいた班は、「誰が意見を言わなかったか」を班長に問い質し、『何故、班長は意見を言わせなかったのか』を確認し、全員の意見の出た班には、「班員の発表の順番を相談しなさい」と指示しました。



 次に、「未だ話し合いの終わっていない班は、話し合いを続行します」と宣言し、五分必要とか、十分必要などと言う班長の意見は無視し、「話し合いの終わった班は、話を止めて姿勢を正しくする事。そうすればどこの班が早く話し合いを済ませたかが、先生に一目で判りますから」と言って、「では三分間話し合ってください」と話し合わせました。



 効果抜群で、各班は一斉に話し合いに入り、今まで無かった位に教室内は生徒の声で騒然としましたが、一班・また一班と姿勢を正し、無駄話しをするものは班長だけでなく、副班長や班員が注意をする。と言う情景がみられ、全部の班が静かになった処で、○班が一番、○班が二番と、私が観察して早かった順番を発表して、早い班を褒めました。


           ・・・・・続く・・・・

ペタしてね 若い先生方・先生の卵さん達へ、何日も長文が続いていますが、我慢してお付き合い願います。読者登録してね  
  

          学級作りの基礎


             ー班長選出の実際例ー




学級開きの時に作った班は、小学校の担任の意見を元に貴方が作った班です。従って、生徒の自発的変容や向上を望むならば、生徒自身に班長を選ばせ、班員を選ばせなければなりません。しかし、そのためには最初に作った班の中でのゴタゴタがある程度納まり、お互いが気心が知れて班員が仲良くなり落ち着いてきた頃に、最初の班編成を行うべきです。



 なぜなら、「問題が起こらなくなった班」は、進歩・向上・発展が望めない。班の中に問題があっても表面化しにくい状態があると言う事です。生活環境も生育暦も異なり、違う親に育てられて来た子供たちに意見の衝突がない方が可笑しいのです。権利意識に目覚めれば必ずゴタゴタが起こるはずであり、何も起こらない班は「問題が起こらない」事が問題なのです。



 しかし、この考え方は、ほかの教師・学級の生徒から物凄い反発を受けることを覚悟した方がよい。教師は一般的に「ごたごたの起こらない班・学級」を目標としそれを最大の成果として考えるから、私の考えとは正反対になります。



 更に、学級の班の編成替えは「一学期に一回程度」定期的に行えばよい。と考えている教師が私の赴任してきた学校では殆どで、それも「教師が班を作り」、班の中で民主的に「多数決で班長を決める」のが普通でした。


 この形では、生徒の中の「陰の実力者」の言いなりになる班長しか選ばれません。そして何よりも「絶対にゴタゴタガ起きない平和な班」が生まれます。民主的な教師は「裸の王様」と同じで、平和な・争いのない・仲良しの・班や学級だと思い込まされていることが多いのです。そしてある時、突然にそうでない事を思い知らされ、「学級崩壊」の真っ只中にいる事に気がつく。




 「班の編成替え」を提案すると生徒からは猛烈な反発が来ます。なぜなら彼らが所属する班は「幾多の問題を解決」してゴタゴタのない・平和な・仲の良い・住みやすい班になっているから、そこから離れたくない訳です。


 ここで貴方に「現職教諭として始めての試練」が襲い掛かります。住みやすい班を離れて、もう一度新しい班を作り、問題解決のために苦労をする事を生徒に納得させると言う大仕事です。不承不承でも生徒に納得させるだけの理由の説明を準備しておかなければなりません。



 担任教師に「議題提出権」「議事進行権」があることがここでは非常に大切になります。つまり「班編成替え」と言う議題を提出する事が出来、生徒の抵抗を押し切り、議事進行が出来る訳です。生徒の議長に任せた場合、多数決で生徒に押し切られるのは目に見えています。ここで「民主的な教師」は生徒の意見を尊重する事になります。


 貴方は覚悟していますか。生徒たちの非難を真ともに受けて、論争をしながら以前投稿した(ー26-参照)学級役員の選出と同じ方式で、「班討議」により「班長に相応しい人物像」を黒板に列記してその前で班長選出をする訳です。生徒を説き伏せて、生徒自身に「理想的な班長」を作り・育てさせることが貴方の仕事なのですよ。




       実例



 「では、班長の選出に入ります」「班長に立候補する人はいませんか」と、聞いたところ、全員が顔を見合わせ、一人も立候補するものが出ません。ガーンあせる



 そこで「こんなに条件が沢山あったら、誰でも自分は駄目だと考えますね。世の中には最初から素晴らしい人なんていません。大切なのは、この条件に近づこうとして、努力し、頑張ってくれる人。自分で自分を変えようと努力してくれる人を班長に選びましょう」と話し、「では各班で、班長に相応しい、努力してくれる人を推薦してください。時間は五分間で、何人推薦しても良いが、推薦の理由をはっきりと出してください」と指示しました。



 その後、班長候補を各班から推薦させ、推薦理由も述べさせました。班推薦では、自分の班だけでなく、他の班の者を推薦しても良い事にしていたのですが、生徒の人物評価には、ハッとするような素晴らしいものもありました。



 黒板に推薦された生徒の名前を列挙し、(同じ名前には班名を記入)「班長の決定は、学級全員の多数決とします」と宣言し、(初めて単純多数決制を取った)班長が五人必要であるから、一人五回挙手をする事にして、黒板に書いてある生徒の名前を呼び上げ、挙手の数を書き込んで行きました。全員が終わったところで、挙手の多い順番に出来るだけ男女同数を意識して班長を決定して行きました。



 このやり方は、職員間で物凄い反響や反対意見が出ました。しかし、私の見たところ、「学級の経営の仕方に私が疑問を持っていたような人」ほど、私を敵視し個人攻撃までしてきました。班多数決に反対していたくせに、私がここで単純多数決にした事や一人五回も挙手をさせた事に批判が集中し、最後には生徒に班長を選ばせる事自体が批判の的になりました。



 「何故そうするのか」と言う質問なら私も喜んで説明するのですが、最初から「お前のやり方は・・・」と言う非難では話をする気に成れません。



 班長になれなかった者も複数出たのですが、(その生徒のプライドを傷つけないために)リコール制の説明をして、学級で「班長リコール」を取り入れる事にし、今回班長になれなかった者を班長候補として残しておく事にして、班長の「やる気」を引き出すようにしました。


注・・・「班長家コール制」については、その手続き及び提案方法について後述する。ただ、待機中の「班長候補」は、各班長の「公約」が実行されるかどうかを真剣に見守っていた。



 選出された班長には「班長当選の挨拶」をさせ、「どんな班を作りたいか。自分の理想とする班のあり方」などを学級全員の前で発表させました。(班長の公約の公表)  


 次に、担任から「これで、今日の学級会を終わります。今、ここで決まった班長は、学級全員の信任を得たのですから、放課後に班長会議で班編成をしてもらい、明日の朝、発表してもらう事にします」と宣言し、学級会を終了しました。



 放課後に「班長会議を招集」し、自分の班を良くするために必要な人材として、男子の班長には女子の副班長を、女子の班長には男子の副班長を指名し、班長の話し合いで決定した。



 班員についても、班長の話し合いで決定させました。誰と誰は離した方が良い。とか、問題行動の多い生徒は誰が引き受けるか。その代わりに誰が欲しいか。など、真剣な討議が行われ、最終決定までにはかなり時間がかかりましたが、学級内の問題点は、殆どが浮き彫りになりました。


(この時は、班長たちの意欲と熱気に期待して、私は殆ど口を挟まず、生徒に任せて見守っていましたが普段の授業では絶対に明らかにならない、個人の問題点や、学級内の問題点が殆ど明らかになりました)



 翌日の朝の会で、自分の班の副班長・班員名を黒板に書いて発表する事と、「身長・視力」を考慮して班員の座席を班長が決定する事と、班長会議で「学級内の班の位置」を決定させました。

 

 (但し、班の位置は固定せず、一ヶ月くらいで移動する事。班が編成替えした時は、自動的に移動することを担任から申し渡した。これは教室内で前後・左右に移動する事で、姿勢の固定化による脊椎側わん症や骨盤の異常を防ぐため)



 翌日の朝の会で、学級全員の注目の中、班長五人が副班長を始めとする班員の名前を黒板に書き上げると、すぐに班長の指示に従って座席移動をし、(私は移動の状況を観察して一番早く移動した班を褒め<無言移動・姿勢を正す。は、ほぼ完成>)最初の班会議に入った。



 協議事項は、「班の目標」「班の約束」を決めさせる事のみに絞り、更に「個人の目標」も決まり次第に班ノートに記録するように指示しました。・・・・各班それぞれに問題解決の意欲が感じられた・・・・



 この班編成替えの前から、「班競争」を取り入れていたのも、班員の持つ問題点を明らかにする効果があったものと考えます。班の目標や約束は、丁度その反対の事柄が、それぞれの班や、班の中で班員が抱えている問題点であろう事は、すぐに判ると思います。



○ この班長決定の手順は、この学年が二年生になって、生徒会の三役や各委員会の委員長に立候補する時、各役員・委員の資質・資格などを考えさせ、立候補させる時に非常に有効で、他の学級・他の学年の推薦まで行う様になり、複数の立候補があった事から、生徒会役員の無競争当選(教師の裏工作による立候補の排除・落選したら可哀想という教師の憐憫の情)がなくなり、各候補者を最初に推薦した班は、候補者の「立会い演説会」の原稿作りに参加し、応援演説からポスター作成・選挙運動に全面的に協力し、候補者のバックアップに大きな効果を上げ、生徒会活動の活発化に大きく寄与したものと考えます。



ペタしてね ・・・つづく・・・

先生の卵さんたちへ読者登録してね 今回は一寸長すぎたので、嫌になったかな。 


       班競争は、何のために組織されるのか



 「班」は今まで、職員会議を頂点として、その下部組織として生徒会があり、その下には学級が存在し、更に作業実行組織として「班」がある。従って、生徒会常任委員会の数と同じ作業部門として「班」が設置されなければならない。と、考えられてきた。これを私は「上意下達」の「非民主的な管理主義的発想で生徒を支配しようとするもの」と捉えました。



 私のやり方を批判し、非難する人たちは、「平地に波乱を起こし、わざわざ問題を起こさせる」ものであるといい、表面的な「平和な学校」を求め「眠っている子を起こすな」と言う合言葉!?で、意識的に問題の発生を防ごうとしていたようです。しかし、それは個々の生徒の中に内在する問題を隠し、更に、生徒の抱える問題に、故意に目を背けようとするもので、「学級崩壊」を防ぎ、「イジメ」を根絶する事は出来ません。



 事実、私の担任したクラスは「全校一」の「ゴタゴタ」の絶えないクラスで、何時もどこかの班が「問題解決」のための班会議を放課後にやっている。おまけにゴタゴタが収まった頃になると、班の編成替えをやり、「班長に班員を選ばせ」たりしてゴタゴタの種が絶えない様にしている・・・と言うように他の教師の目には写っていたはずです。


 確かにその通りで、「個々の人権を尊重すれば、互いにぶつかり合って、ゴタゴタが起こるのは当たり前」である。何も起こらない班は表面的に平和なだけで内部にはドロドロとしたマグマが煮えたぎっている。それを吐き出させてすっきりさせるのが学校の役目であり、学級担任の仕事なのであるというのが私の考え方でした。。


 この考えを、端的に表現したのが,ある校長と私の論争で、私が「学校の主人公は生徒であり、生徒のために学校が存在する」と主張したのに対して、その校長は、「学校の主人公は教師であり、教師が生徒を育てるために学校が存在する」 と主張しました。



 校長が或る道央の都市の中心校に「栄転」はてなマークするまでの三年間、学校の主人公は「教師」であるか「生徒」であるかの論争は続き、とうとうお互いに理解し合う事は出来ませんでした。


 これは、わが国に存在する「上意下達」の構造が、文科省⇒各都道府県教育局⇒市町村教育委員会⇒校長⇒職員会議⇒生徒会⇒各学級⇒班・・・・・と言う管理機構になっているため、上の意見に「素直に従う良い生徒」を育てるのが、学校の任務であり、それを推進するのが教師の仕事である。


 ・・・と言う考え方なのだと思います。おまけに、困ったことに校長の上に存在!?するお役所は、教育に関しては『ど素人』の集団であり、この「ど素人」が教育現場を知らないくせに、机上の空論で「ああしろ・こうしろ」と指図をしてくるのが日本の教育なのです。


 これを何とかするためには、最も下に存在する「班」を、教師の思うままに動く作業班ではなく、生徒たちが、自分で自分を変えるための手助けをする、「生活班」とすることがよい。


つまり、「下意上達」とでも言いましょうか。一人一人の意見を大切にして、その意見が「班」⇒「学級」⇒「学年」⇒「生徒会」⇒「学校全体」と上に伝わり、いつかは全体が変わっていく。そのためにこそ「班」があるのです。             



  「班競争」は、複数の班が互いに競う事によって、その構成員である班員は班員同士で競い合う事になり、それが集大成されて班の優劣を競うわけですから、「何によって優劣をつけるか」と言う問題が起こります。



 私は、この学校で前から行われていた「ベルマーク集め」に目をつけ、ベルマーク集めで行っていた班単位の集計表を手直しして、「ベル席」・「忘れ物」・「遅刻」・「班ノート」などの誰が見てもすぐ判る項目を加えた点検表を作り、日直(男女各 1名)に、班で集計したものを「帰りの会」で発表させ、それを集計・記録する集計表を日直に持たせ、毎日、「帰りの会」で「今日の結果」として「優秀班」「ボロ班」と言う形で発表させました。        

 

 どの班も「ボロ班」と評価される事にはかなりの抵抗感があり、班討議を重ねて対策を練っている様子でした。その内に、ある班から「点検項目のベル席・忘れ物・遅刻の一回マイナス 1点は良いが、プラス点になるものが欲しい」と言う意見が出たので、「点検は誰でも出来るもので、プラス点として評価出来るものを班で検討して、学級会に提案するように」と、言っておいた。  


 土曜日の学活の時間に、その班から「点検項目の班ノート・ベルマークをプラス点にする」と言う提案が行われ、班討議・学級全体討議の結果、班ノートは15行ごとにプラス1点、ベルマークは2点ごとにプラス1点として集計し、発表する事になった。  この点検結果は、毎日、全員が注目するようになり、土曜日に一週間のまとめを行うようになると,「班の中の矛盾点・班員個々の欠点・班長の力量」がはっきりと解るようになつた。



 毎日の帰りの会での「優秀班」「ボロ班」と言う評価だけでもショックなのに、土曜日に一週間の集計が発表され今週の「優秀班は○○班」「ボロ班は○○班でした。」「○○班は今週の反省と、来週の対策のために放課後に班会議をしてください」と言われた時の「ボロ班」の反応は大変なもので、汚名挽回のための次週の取り組みは素晴らしいものでした。



ペタしてね ・・・つづく・・・    

先生の卵さんたちへ読者登録してね 次回は班長選出と班競争のその後の発展です。

           学級で必要な仕事


        ー「班」による分担=下請けからの脱却・変貌を狙ってー


 生徒会の常任委員会の「下請け作業班」の仕事の分担は、「班立候補」の形を取り、時間がかかる事を恐れずに、班会議で自分たちの班のやりたい仕事に立候補させ、立候補の理由を相談させる。仕事の内容を理解し、クラスのみんなのためにどんな仕事をするか、考える事・意見を出し合う事で仕事に対する意欲が違ってくる。 



 立候補理由の説明が終わったら、班多数決による決定。一つの仕事に一つの班が立候補している場合はそのまま決定とし、複数立候補(良くある)の場合は、どちらの班がよりその仕事に対して熱意があり、計画が優れているか立候補した班に理由を説明させ、どちらに任せるかの班討議を行い、班多数決によって決定する。



 対立候補があった場合、自分達の班の仕事として確保するために、何をどう行うかという「公約の内容・質の良否」が支持数に表れるから中途半端な約束は出来ず、選ばれた班はその実行に全力を挙げて取り組み、公約を実現しようとする。私はそれを更に確実にするために「班の仕事」に対する「リコール制度」を取り入れることにした。(リコール制については後述する)


 次に、生徒会常任委員会とは別に、自分たちのクラスで「みんなのために必要な仕事」はないだろうか。と生徒に投げかけて、「班討議」を行わせ、幾つか候補が出た所で (生徒から出れば良し)議長提案で「合唱指導」と「学級新聞」を取り上げ、「みんなの歌」を朝と帰りの会で歌うこと、曲の選定と合唱指導を班が行うこと。一週間に一回壁新聞を作り掲示すること。等の内容説明をし、これについても班で立候補し、班多数決で決定した。生徒会の下請け以外に学級独自の仕事を行う班が出来たことになる。



注・・・・学級独自の本当に必要な仕事・押し付けられて行うのではなく、自分たちで考えて必要だから取り上げた仕事。と言う事が生徒の毎日の生活に大きな影響を与える。そのために、班討議の時に班員にしっかりと意識させる必要がある。議長としての要求は、班員全員の意見が一致していること。一致していない班には班討議を指示する。2年生の段階では「発展形」として班は総て生活班中心として、生徒会の下部組織としての下請けの仕事は「各班から希望者」が自分のやりたい仕事を選び、生徒会の作業をするように変えて行った。中ニ分野で詳述する。





          班の目標・約束・班内の役割分担の決定


 班会議で、班の名前(愛称)・班の目標・班員の約束・班内の仕事の分担を決め、掲示物を作成する。


注・・・班の名前は、1班・2班・・・・・では余りにも堅苦しいので、愛称を付けさせ親しみが湧くようにした。但し、中学一年生は比較的幼稚臭い感じの名前が多いが、目を瞑る事にした。

 用紙を渡し、マジックその他、必要なものを用意して、いつでも班員が協力して掲示物作成作業に入れるようにしておく。

 掃除当番(特別区域と教室)・給食当番の割り振りの決定。輪番制を取り、平等に作業に当たれるようにするのが善いと思う。・・・・・これも割り当て表を作成させる。 


 帰りの会では、担任から『今日一日で「最も優秀だった班」』を、理由を説明して発表し、帰りの会の司会をさせる。班長司会で、各役員・委員に連絡事項の有無を確認した後、質問をとり、質疑応答を行い、全体に発表する。



 最後に担任から、「今日の優秀班に、しばらくの間「日直」をやって貰います。日直は、朝の会・帰りの会の司会や、教科の先生方に対する「授業の始めと終わりの挨拶」の号令や、各班に対して、仕事の指示や授業中の態度の点検などをします」


 ・・・・と説明する。従来の個人日直制ではなく、「班日直制」を採り入れて「日直班」による学級指導の方式を取り入れる準備。これも「前例にない」ため、職員間の抵抗や批判がかなりあることが予想される。


 日直班の班長の司会・号令で挨拶をして帰宅させる。

                   ・・・・・・これで二日目の終了。


ペタしてね ・・・つづく・・・

先生の卵さんたちへ読者登録してね 説明不足の部分があると思います。質問があればお答えします。

お詫び・・・ピグについて・・今まで多数の方から「ピグ友」のお誘いを受けたり、プレゼントを戴いたりしていたのですが、何を隠そう、私は今まで一度もピク゜で遊んだ事はありません。甥に教わったのですが、「年」ですね。直ぐに忘れてしまいました。私の残り寿命を考えると、今取り掛かっている「若い先生方に言い残したい事」の方が優先順位が上になります。

 謹んでピグに関するお誘いやプレゼントをお断り申し上げます。私の心中をお察し戴きご了解願いたいと存じます。

                                   OBIRAME 拝                                              



     学級役員・委員の選出について


  ー学級役員・生徒会常任委員会の学級選出委員


                       ・教科委員・その他の委員の選出ー

           

                         

 学級役員とは、それぞれの学校によって呼称は異なるが、級長・副級長、学級代表委員・学級委員長・副委員長・又は、学級代議員などと呼ばれる、学級を代表して生徒会代議員会などの中間決議機関に出席し、決議に加わる事の出来る、学級代表がまずあげられる。学級代表は普通、男女各一名を選出する。続いて、学級会議長の選出。及び学級書記・会計の選出。 

(議長については、二重討議に学級員が馴れるまで、担任が行い、副議長として議事進行を見習わせる)



 班討議は、常に時間制限を行い、三分・二分・場合によっては一分などと区切る事。大事な討議の時でも、最大五分が限度である。実行してみると分かるが、五分間の時間を与えると必ず「時間が短い」と生徒から苦情が出るが、調べてみると、誰も何も言わない・考え中などの時間潰しがかなりある。


 同一問題で再討議をする場合は、五分で不足していたと生徒が言うなら三分を与えればよい。合わせれば八分である。生徒が真剣に討議する方法を「反復討議をする事で」身に付けると三分でかなり内容の濃い話し合いが出来るようになる。従って最初が肝心である。つまり、最初に甘くするとそれを前例として生徒は「既得権」を絶対に離そうとしないからである。

 


 時間のかかる班会議は、無駄話が多い・考え中などと言う空白時間が多いので、これを見逃すと、せっかくの民主主義の学校が、時間短縮のための「多数の暴力」に支配されることになるし、無駄な時間が多い事は、「衆愚政治」そのものを現している。最も、生徒の中には、国会と違って会議中に居眠りをする者はさすがにいないが・・・



  討議の終わっていない班は、途中までの発表をさせる。まず、全部の班の班長に班員全員の発表があったかどうかを確認し、「一人でも意見を言わない者がいた」・「だれそれと同じです」と言うのは認めず、場合によってはその班の発表を認めないという荒療治も必要になる。例えば、発表をさせないのは班長の指示に従わない、反抗的な態度のものがいた場合などである。



注・・・班の発表を認めなかった場合。班の中の班長の指示に従わないワルに対して《君たちは・君は、班長に恥をかかせて平気なのか》等と言う注意を全員の前で与える。これで班長の指示に従わなかった班員・班員たちは、「自分の所為で班長が恥をかいた」事を認識させる。これをやらないと、何時までも班長の指示に従わないワルを野放しにする事になる。ワルはワルなりに「恥」とか「面子」には敏感であるから次の班討議から真剣に討議するようになる。これをやる事で他の班にいるかもしれない非協力的な者も態度を改めるようになる。          



 話し合いの終わった班は、常に「姿勢を正し、話をせずに正面を向く」事を条件として生徒に示す事が大切であり、教師は常に各班の状態を記録しておき、一日の記録を基に「本日の優秀班」と言う形で発表する事で、生徒に「班競争」を意識させ、向上の努力を惜しまないように取り組ませるように心がける。



注・・・このやり方は「強圧的である」とか「非民主的である」とか「独裁主義である」とか、ありとあらゆる仲間の教師達からの非難を覚悟した方が良い。しかし、小学校時代の「多数の暴力」や「少数意見の無視」「弱者・障害者に対する人権無視」の残渣を徹底的に葬り去らなければ、「リセットした意味」がなくなり、自己主張を大切にする学級は成立しないのです。これが成功した時、学級から「イジメ」は根絶する事が出来ます。





          実質的な最初の班会議と学級会


                               ー二重討議の始まりー



 最初に黒板に選出する役職名を間隔を置いて書き上げていく。最初は委員長・副委員長の選考から始めた方が良い。これは生徒会に学級代表として出席する、学校長の任命状を渡される職は早く選び出しておいた方が職員間の非難を和らげる事が出来るからである。


 まず、最初に班会議で、「学級役員に相応しい理想的な人物像」を考えさせ、各班ごとに発表させ、黒板に書き出していく。



     ・要注意事項 



 生徒は、小学校時代に付いた癖で、いきなり人名を選ぼうとするので注意を要する。その「役職にはどのような資質が必要か」を考える事を強調するのを絶対に忘れないこと。何年もの間、人名を上げて多数決で決定する事に慣れ親しんでいるのでそれをやらせると学級崩壊の道筋を作っているのと同じ事になる。


 何故なら、生徒は大人の社会の選挙の時の裏工作等の様子を見聞きして知っており、自分をある役職に選出させる・逆に選出させない様に・特定の人物を選出させて自分は陰で楽をしたり・多数派工作をして、陰の権力者になろうとする者が必ずいるものである。これを防ぐのが「班討議での資質討議」である。 



       班の資質討議の結果発表

① 同じ意見の場合は○班・○班と班名を書く。一寸でも違う部分があったら必ず黒板に書き出す。

          

② 似た様な意見でも必ず書き出して、後で生徒に字句修正や整理・統合をさせる。 

          

③ 発表された意見を教師が尊重する姿勢が大切である。

          


 発表順が後になって、自分たちの班でまとめた意見と似た意見が先に発表されると、最後の発表の班は殆ど全部他の班に発表されてしまって発表をする事がなくなってしまう。だから「○班と同じです」と言うのは認めず、必ず班の意見として発表させるのが大事である。それをしないと班討議がお座なりになるし、生徒も自分たちの意見を大切にしなくなる。そして一番大切なのが、担任教師が「生徒の意見を大切にする」という姿勢である。生徒の信頼を克ち取るのはこういう一寸した事が大事になる。



 次に、黒板に書き上げた役職名を順に指し示しながら「この仕事に立候補する人はいませんか」と確認していく。自分たちの出した条件の厳しさに、殆どの生徒が躊躇し、「自分から立候補」する生徒はいない事を予想すべきである。


 そこで、この条件に当てはまる人物は、このクラスにいないのだろうか。・・・と、問いかける  ・・・・・生徒からは「こんな立派な人物はいません」と言う声が上がるはず。


 「この条件が全部はダメでも、幾つかは当てはまる人がいると思うし、この条件に当てはまるように自分を変えようと努力する人は、このクラスに必ずいると思います。そういう人を班で話し合って、探し出してください」と、班討議を指示する。  



 各班で相談した人物名を役職名の下に書き上げて行き、(おなじ人物の場合は○班・○班と記録する) 「どの役職にどの人を選ぶか、班で話し合って班の推薦する人と、推薦理由を相談して決めてください」と、班討議を指示する。



 「各班で役職ごとの推薦する人を挙げてください」と、班ごとに発表させ、黒板に氏名を書いていく。(氏名の後には必ず推薦班名を記入する。責任の所在を明確にする事になる)


 次に、「推薦理由の説明をお願いします」と、発表させる。

 

 続いて、「班多数決」(私が勝手につけた・ご了承を) による選出に入る。全班一致の場合はそれで決定。


 班数が5個の場合は、4/5以上。6個 の場合は、5/6以上。つまり、80% 以上の支持率を目指す。

  (場合によっては、全員一致制・全班一致制をとる)


 何回も班会議を繰り返す事になるが、生徒の反応を見て諦めずに、繰り返す事。


 学級役員が決まったら、議長(この場合は担任)が指示して、役員に選出された生徒に「就任挨拶」をさせる事で、学級員の「努力の結晶」の誕生を、「お互いに喜び合う」最初の事例とする。



 生徒会常任委員や教科委員の選出もおなじ要領で行う。



注・・・時間がかかるが、あせって単純多数決をやってはいけない。今までやってきた事の総てが無駄になる。時間が無ければ、帰りの会を延長したり、自分の授業時間を使ってでも、二重討議を続けるべきであり、一ヶ月も経って班討議に馴れてくると生徒は、かなりの短時間で物事を決定出来るようになる。生徒が自分自身の考えを持てるようになる事を信じよう。「民主主義とは、時間のかかるもの」である。


 急いては事を仕損ずる・・・これは真理である。!!!?


ペタしてね ・・・つづく・・・


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