深川市立O中学校にてー19-修学旅行の取り組み-7ー | obirameのブログ 

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お爺ちゃんの昔話
 ー夢や希望を捨てていない若い先生方へー引退教師からの伝言ー
(私の記事全てに亘って転載・複写・拡散自由です)

       生徒心得との戦いー二年目の挑戦ー8-


          修学旅行の実際ーその2-



 先生方や父母の一番心配していた「函館一日研修」では、各班毎の見学予定地を時間ごとに整理した一覧表を別途プリントし、チェックポイントを函館駅など四箇所に置き、校長と養護教諭は自由行動でチェックに行ってもらい、他の教師と添乗員はチェックポイントに張り付けとし、生徒は近くを通過する時にチェックポイントに寄って班名と時間を確認する事とした。


又、全引率教職員は昼食時間帯に函館駅に集合し、各班のチェック状況を昼食を取りながら報告、午後には次のチェックポイントに行く事にした。これは午前中に全部の班が通過するポイントがあったためであり、午後の早い時間に通過終了のポイントがあったためでもある。先生方は、全部の班のチェックが終わったらホテルに帰り、戻ってきた班と時間を確認する。と言うものだった。


 これは、二年の三学期から各班の班長が゛添乗員に注文して取り寄せた「函館市内観光地図」「市営電車・バス路線図」を初めとして、市内全観光名所を初めとして生徒の行って見たいと考えた全施設の資料を基に、各班毎に見学行動計画を「修学旅行の栞」に掲載して置いたので、時計(注)と栞で市内に散らばった生徒の現在地が一目瞭然となるし、函館市発行の「市営電車・バス共通一日乗車券」を利用する事で生徒の行動は非常に容易なものになった。


 また、函館山とトラピスチヌ修道院は、距離があり時間が掛かるので、函館山は「百万ドル」の夜景見学、修道院は旅行最終日の午前中に全員で行くことにし、班行動の他の見学地に出来るだけ多く行けるようにする為、事前の班でのコース決定の時に行かないように指導した。その為生徒のコース決定は中々良く考えたものになった。



注・・・時計については生徒心得では、中学生に必要の無いものとされ、所持を禁止されていたが、函館の一日研修での必要性を説き、職員会議で班長と副班長に限り所持を認めさせたものである。



 一日研修の当日は、朝食の時に特別時間を貰って私から「函館の人は親切だから、行き先が判らなくなったら誰でもいいから捕まえて聞きなさい」と言って聞かせて送り出したが、ホテルに帰ってきた生徒たちは「函館の人は、みんな言葉は乱暴だけど親切に教えてくれた」と言っていた。


 二つほどの班がホテル帰着時間になっても帰ってこないので、心配になって、先生方とホテルの前で待っていたら、一般市民の方が生徒を引率してきてくれたのが見えて、本当に感激した。  

 朝、生徒を送り出す時の「函館の人は・・・・」が事実として証明された訳で、心配してロビーで待っていた生徒たちにとって、函館の人の人情の素晴らしさを学ぶ絶好の感激的教材を目にした事になり、引率教師にも良い勉強になったと思う。



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