頂上作戦 その5 | 珈琲にハチミツ

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形勢を覆すべく重戦車と化した橋本は爆殺シューティングで武藤、嵐をなぎ倒す。破壊王ここに在り!かと思いきやー

なんとものの数分で失速、嵐のカットプレーで肩を痛め、武藤のドラゴンスクリューで完全に動きが止まってしまう。自軍コーナーの大谷からは「繋げ!」と悲痛な激が飛ぶ。

「大谷ィーッ!」

表面上は強気を保ちながらも交代を余儀なくされた橋本。まさか…失望と不安が交錯するなか嫌な流れを覆したのは気迫漲る大谷であった。両手握り拳をつくり小刻みに震えながら2度・3度と嵐に玉砕覚悟の身体ごとぶち当てるショルダーアタック!
体格の劣る大谷が強靭な体躯を持つ嵐を吹き飛ばす!この痛快さに両国も大歓声!

いよいよ試合も佳境に差し掛かってきた。大谷は勢いそのままに掟破りの張り手ラッシュから顔面ウォッシュで揺さぶりをかけておいて橋本にタッチ。ゼロワン勢もここへきてタッチがスムーズになってきたが橋本の動きが鈍い。ドロップキックの打点は低く、隙を伺っていた武藤が間髪入れずミサイルキック敢行。一瞬ゼロワン勢に傾きかけた流れを見事に止めてみせる。
ならばと大谷がお返しのミサイルキック!ところが追撃を狙うと今度は嵐がカウンターのドロップキック一閃。ここから試合は乱戦の要を呈してくる。6m40㎝四方のリングで攻守が目まぐるしく入れ替わるハイスパートな展開に歓声が鳴り止まない。
それにしても誤算は橋本。ラリアットの乱打を浴び、返しのショルダーでダウン。嵐がこの試合の穴と決めてつけていたが見当違いだったことを痛感せざるおえない。かつて長州力のリキラリアットを何発浴びても仁王立ちしていた勇姿は何処へ…
試合の流れは完全に全日勢が掌握した。ドスンと重たい音を立てる程のパワーボムを浴び窮地に追い込まれる。これはさすがにマズいとカットに入った大谷だったが
即座に武藤が恐ろしいスピードで飛び込んでくる。踏み台式シャイニング!
返す刀で橋本にもお見舞い!綺麗だ…思わず見惚れてしまう程に躍動する武藤。
スローモーションのように倒れこむ橋本。絶体絶命の状況か、ゼロワン勢!?

続く