伝説といえば その2 | 珈琲にハチミツ

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プロレスの話などをつらつら綴るブログです。

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体を柔らかくし、もっとキックにしなやかさをつける
筋 持久力をつける

ランニング ダッシュ など…

ベンチプレスは今年中に240kg目標

自分は新日本の選手として他の団体にもおくすることなく力をつけ、ほこりをもち闘う。

今年はどんどん前に出る。

1987年 元旦 橋本真也


…これは生前ドン荒川が大切に保管していたというかつて橋本に書かせた1年の目標である。練習嫌いで有名な橋本だが、若手の頃は一生懸命練習していたことがこの文から伺える。

ふたりの関係は荒川が89年3月に退団することで一旦ピリオドを打つ。そして、時を経て橋本も紆余曲折の末に古巣を離れることになる。

今回は紙のプロレスの企画にあった橋本と荒川の対談から前回の記事に貼り付けていた画像参照)ふたりの思い出話がとにかく面白いのでそこからいくつか引いてみたい。いわくレスラーとは?といった真面目な話から豪快?な下ネタまで話題が尽きない。


橋本
「でもね、気の小さいオレが『破壊王』って言われるものになったのは、入門した当時からの荒川さんの教えが基になってるというのがあると思うんだよ。常識で物事を判断しないとかさ。」

「やっぱり、荒川さんは人からビックリされる、畏怖されるのがプロレスラーだっていうのを、かたくなに今でも押し通してますからね。」

「だからオレが荒川さんから学んだのは、プロレスラーっていうのはスポーツ選手じゃない、と。酒も飲めば、女も食って、博打もやって。人間の欲を実践しながら、欲に打ち勝っていくのがプロレスラーだ、と。よくあるじゃん、酒も飲まないとかさ、女を断ったとかさ、そういうのも修業だと思うんですよ。でも荒川さんは反対だから。」

-中略-

橋本
「逆にね、オレ、荒川さんのオンナを知らずに食べたことあるの。そしたら『てめえ、俺の女食ったろ!せっかく俺が仕込んだのに』って電話がかかってきて(笑)」

荒川
「『もっと上手くなったじゃねぇか!』って(笑)」


…と、本当はもっと色々な話を載せたいところだが、引用にほぼ埋め尽くされてしまうのでこれくらいで止めておくことにする(^^;;

橋本の下ネタといえば、紙のプロレスの前身誌に「試みの水面蹴り」という橋本の人生相談があって、(内容はほぼ下ネタ)たぶんこの破壊王節にもドン荒川の影響が…せっかくなのでここからもひとつ引用させていただく!

質問
私は今、二股をかけています。一人は妻子のある人で、オジサンなんだけど優しくて包容力のある人、もう一人は私と同い年ですごくカッコいいんです。でも私はどっちも好きです。二人とも別れたくありません。私はどうしたらいいでしょうか。(トモラッタ 19歳)

橋本
二股とは二つの股と書くんだ。二本もチ●ポをくわえ込んじゃイカン!この贅沢ものめ!お前も未来を考えれば、最終的にどっちを選ぶかは自分でわかるだろう。不倫はダメだ、続かない。じつはオレも結婚する前、不倫したことがあるんだが、たしかに燃える!あれは燃えるぞ。ただ、しょせんそれだけの関係だ。

前回も言ったが、この国は一夫多妻制じゃないんだ。残念ながら。政治家には早く制度を変えてほしいと心から思うよ。

え、オレが政治家になって日本を変えろって?
オレは政治家が大ッキライなんだ!それにオレが政治家になったら絶対に汚職する!金は右から左側へ全部いただきだ。間違いない。約束する!

話は脱線してしまったが、お前は時の流れに身を任せろ!答えは自然と出る。それまではセックスに溺れていろ!以上!」


…ウーン、結果的に今回はほぽ引用になってしまった。最後の汚職宣言なんか橋本らしいコメントでΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

もし今の時代に橋本が悠々と過ごしていて、上記の話を聞いた人がいたら「何?橋本というけしからん男がいるな。有名人の風上にもおけない奴!」と、方々でバッシングされるんだろうか。

LINE流出事件とか暴露本の格好の的になったり?

誰もが簡単に発信できるこのご時世、空気や風潮に流されずに、何が善悪か自分でしっかり見極めなくてはならない厳しい時代になったもんだなと改めて感じたところで……次回に続く。