橋本抹殺指令 | 珈琲にハチミツ

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4.7決戦へ向けて橋本が動く。
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初心に帰って新弟子時代以来の五分刈りに頭を丸め、かつて付き人をつとめた坂口征二会長に柔道稽古を申し出る。

こと柔道に関しては現役を退いているとはいえ、新日本プロレスNo. 1の実績を誇る世界の荒鷲である。かくいう坂口も2年前の暴行事件、社長退陣など小川と猪木に対して含むものがあるのだろう、橋本の申し出を快く快諾。橋本は坂口と共に、これまで何度も苦渋を飲まされているSTO対策を練っていく。

また、グローブをつけ🥊パンチの練習に励む姿も報じられたが、実のところこの段階で橋本の勝算は未だみえずにいた。小川の投げとパンチの技術と比較して、小川の技術力を10とすると橋本の技術力が3から5か6に上積みされたところで勝ち目はない。まさに付け焼き刃である。

橋本が小川を凌駕するには?やはりプロレスリング由来の切り返しや裏技であったり、小川が知りえない技術をもってして戦術を組み立てていく必要があるだろう。とにかく時間がない、試合まで残り1ヶ月も残されていないのだから。
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また、橋本の一連の動きに疲労感たっぷりに苦言を呈していたのが藤波社長。
「…たかが十数年足らずの選手経験でね、ましてや一人の人間との勝ち負けだけで引退を賭けるなんて、そんなにお前のプロレス人生って薄っぺらいものだったのか?」

本人のあずかり知らぬところで突然社長に担ぎ上げられ、常に現場サイド(長州、永島?)とUFOサイドとの間に立ってきた藤波。経営者として興行の活性化させ、いち選手として1.4事変以来沈んでいた橋本を復活させようと奮闘してきたが、もはや自分の力ではどうにもならない段階に入っていることを痛感したうえでのこの発言ではないだろうか。

そして、このタイミングでアントニオ猪木から小川へ非常極まりない指令が命ぜられる。
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「殺せ。」

…これは猪木流のアジテーションなのか。橋本は以前パラオに同行した際も「橋本死ね!」と言われていたが、この期に及んで橋本は闘魂伝承にこだわる必要はないのではなかろうか。

猪木に師事するかぎり橋本は今後も振り回され続けるだろう。4.7を出発点として、橋本はいよいよ本当の意味で独り立ちすべきなのだ。真の橋本時代の到来のために課せられた最大の試練がこの一戦、どんな手を使ってでしても、勝つことが全てである。

小川を倒さなければ橋本の未来はない。。


続く