ちょうどいい湯加減 -湯治- | 珈琲にハチミツ

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あろうことかジム・ミラーの鶴の一声により、それまで公平なレフリングに徹していたはずのミスター・フレッドが一転、悪徳レフリーへと変貌を遂げてしまいました。{2CD6E498-1234-4CD2-A474-B13A9E83B807}
※後日、ミスター・フレッドはミラーだけでなくスティーブ・コリノやCWアンダーソンからも賄賂を受け取っていたことが発覚。以来疑惑のレフリーの名を欲しいままにすることに。

騒然…というかどっちらけの館内。ジム・ミラーだけがひとりリング上でベルト奪還の喜びに浸り、子どものようにはしゃぎ回ります。
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スバーンも納得のいかない表情。今のは3つ入ったか?的なジェスチャー。
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そこへミラーが強引にスバーンの腰にチャンピオンベルトを巻いてしまいます。しかし橋本に敬意をあらわすスバーンはみずからベルトを外してミラーに返します。

そして、ミラーに対してスバーンとの試合を台無しにされた破壊王が黙っているはずがありません。場内からは「橋本それでいいのかー⁉︎」と罵声が飛びます。ここで橋本がマイクを持ちます。
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橋本「コラ、くそデブー!コラー‼︎」
観衆「⁉︎」

橋本「オーイ!これがアメリカのやり方かコラーッ‼︎いつやでやってんだこんな事〜!」
橋本「オマエだからWWF(WWE)に馬鹿にされるんだコラー!」

…まくし立てる橋本。それに呼応してリングへ再びゴミが投げ込まれます。
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橋本「おれはこんなベルトいらないから。な?それよりダンスバーンと試合がしたいんだコラ」
やんやの歓声ですがこの展開にミラーが水を差します。
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ミラー「えぇ僕にとっては普通の3カウントだったと思ってます。」※翻訳
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ミラーのこの発言にうなだれる二人
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スバーン「こういうような結果でいただくのは私の本意ではありません!」※翻訳

再戦ムードが高まる中、しかし橋本の怒りの矛先は完全にミラーを向いてしまいます。
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橋本「コラお前試合やっろうかコラァ!」
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ミラー「えー、ダンを連れてきて、私は試合に参加しているという感じで思ってます。」※翻訳
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…場内なんともいえないムードに包まれるなか結局しぶしぶリングを後にしてしまうスバーン。
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ブーイングに笑顔で応えるミラー。そのまま上機嫌でリングを降りていきます。

ひとり、取り残された橋本は
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橋本「何回騙されたってやるぞぉ!」 
橋本「…アメリカ乗っ取ってやるから見とけェ‼︎」

🇺🇸乗っ取りという壮大な計画をブチ上げ、なんだかよく分からないまま幕を閉じてしまったこの一戦。当時会場で生観戦していたファンは一体どんな気持ちで帰路についたのでしょうか。

結果的には茶番のような結末をむかえてしまいましたが、両手選手は真剣に打ち込んでいたし特に橋本は本気で怒っていました。もちろんファンも一緒に。

クソデブ発言でその怒りが笑いに変わってしまいましたが、選手と一緒に本気で怒って笑って許せる…そんな懐の深い部分が初期のZERO-ONEにはありました。


こういう試合もたまにはいいですよね!


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