308.告知記念日 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

今日3月31日は、特に積極的に覚える必要はないものの、この時期になると思い出す、私にとっては忘れられない日です。
2015年3月31日、国立がんセンターで経皮的針生検の結果を聞き、病名は「脂肪肉腫」と告知を受けました。合わせて手術不能とも告げられました。
3月31日は脂肪肉腫告知記念日なのです。
あれから丸9年。
一時は余命半年という危機的な状況でしたが、その後いろいろと模索し偶然にも助けてもらいながら、手術をしようという医師に巡り合いました。
その後、実に9回も開腹手術を受け、現在に至っています。
ここまでの経緯は、このブログに書いた通りです。

先日、亀田病院の主治医から突然電話がありました。
私の地元の県立がんセンターから現況報告の依頼があり回答するが承諾してくれるか、というものでした。
県立がんセンターは、国立がんセンターの次にお世話になった病院です。
経皮的針生検では情報不足と判断し、開腹生検をした病院です。
結局、病理診断も手術不能ということも変わりませんでしたが。。。
その県立がんセンターの追跡生存調査が、主治医に入ったのだと思われます。
この病院には、確かにお世話になったものの、生存延長という点では全く恩恵を受けていません。なにを今さら追跡しているのか、と思いながらも承諾しない理由はないので承諾しました。
あと1年生きると告知日から丸10年です。よくぞここまで生き延びたと感じています。
おそらく、来年も追跡生存調査が来ると思いますが、そのときまで粘り強く生きていきたいと思います。