306.CT検査と吸引術 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

昨日、昨年10月以来の造影CT検査を受けてきました。

鳩尾の裏にある溶解したと考えられる腫瘍部分を注射器で取り出す「吸引大作戦」は成功裏に終わりました!
まず、CTの画像で腫瘍部分の場所、大きさ、深さを確認。前回CTよりもやや増大していました。
場所は、鳩尾付近、剣状突起の少し下。針の長さは5センチを選択。
画像の黄色い線をなぞるように刺せば、ちょうど中心部に針先が留まります。



このルートは、皮膚の下の肝臓の一部を貫通するルートです。
ちょっと驚きですが、この程度であれば肝臓からの出血もなく問題ないとのことです。
針を刺すところをキシロカインで局所麻酔をして、皮膚に垂直に針を挿入しました。
竹串よりも一回り太い針ですが、麻酔で痛みはありません。
挿入後、注射器で約30mlづつ内容物をゆっくりと引きました。
次々と出て来る出て来る。
主治医が引いた量を数えながら数回に分けて引きました。
最終的に約200mlの内容物を吸引。おそらく全体の半分くらいの量を吸引したと思われます。
手際よい施術で約10分で終了。
これが内容物です。
一部は成分検査に出すことにしました。

ちょっと赤っぽいですが、実際はもう少し黄色っぽい色です。
ちなみに施術後のお腹はこんな感じです。


一日経過し痛みもなく良好です。
主治医は外科医なので、なんとなく楽しそうに「吸引大作戦」を決行していました。
私も毒素が出て行ったような感じで、運気も上がってくると勝手に思っています。
次回のハラヴェン投与の時に内容物の成分検査の結果が出る予定です。
また、結果は報告します。