140.ややこしい病気 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

脂肪肉腫の発生部位は、全身に及びます。この事が、治療を難しくしているように思えてなりません。
私が3年前に地元のがんセンターで診察を受けたのは骨軟部腫瘍外科でした。各種検査をして開腹生検をすることになったのですが、手術を担当するのは骨軟部腫瘍外科ではなく、消化器外科の医師でした。
骨軟部腫瘍外科の先生は、整形外科医なので、開腹手術はできないことをこの時初めて知りました。
診療科は縦割りになりがちです。消化器外科の医師は、手術で忙しく、骨軟部腫瘍外科の医師に依頼されてなんとか手術の合間を縫って開腹の生検をしてくれました。
しかしこれはあくまでもお手伝い。その医師にとってメインの手術ではありません。術後のフォローもよそよそしい感じでした。
このように、脂肪肉腫は発生部位によっては、診療科を跨がるややこしい病気なのです。