18.入院生活 | 脂肪肉腫との戦い

脂肪肉腫との戦い

2015年8月14日に腹腔内の巨大脂肪肉腫の摘出手術を受けました。
その後、2016年9月、2017年11月、2019年9月、2020年9月、2021年6月、2021年10月、再発手術を受けました。
私にとってまさに戦いです。
これまでの経過を綴っています。

3週間の入院生活は四人部屋でした。他の患者さんたちはみんな人生の先輩。カーテン一枚で仕切られているものの、同じ部屋で24時間一緒に生活を送ります。状況は違えどみながん患者です。自ずと連帯感が生まれます。
手術の日は皆で無事を祈り送り出し、集中治療室から生還すれば自分のことのように喜ぶ。そして、退院の日が来ると時として涙しながら別れる。
自分では経験していない様々な症状なとを聞くことが本当に貴重でした。
熱にうなされ痛みに苦しむ。夜中に嘔吐を繰り返す。血尿。などなど様々なことが日常になります。
普段何気なく普通に過ごせることが、ありがたく感じるようになりました。
手術後、少し動けるようになると、みんな一生懸命に病院の廊下を歩きはじめます。体を動かすことで内臓の働きも活性化されます。歩くこと。この大切さも入院生活で身に染みて感じたことです。