えぞたぬ担当です。
昨日の天気は晴れ。
昨日のたぬきのご飯は一頭あたり、
お肉250グラム、ドックフード20gでした。
今日も一日もゆモユク。
あんについてのご報告です。
(画像1:2024年1月の様子)
先日エゾタヌキの「あん」についてお知らせいたしましたが、
一昨日4月2日の朝、あんが亡くなっていることを確認しました。
3月12日に入院・療養を開始してから約3週間の間、体調の波もありましたが、暖かい日は狐狸舎でひなたぼっこをするなどして過ごしていました。
解剖検査の結果、肝臓に大きな腫瘤が見られました。
また、腎臓など各種臓器にも老化の傾向が見られ、血管の一部にも硬化が見られました。
歯など口周りにも老化は見られましたがおおむね揃っており、最後も流動食などを食べていました。
3月12日に入院してから各種検査などで、できることは限られているのがわかりつつありました。
継続して痛み止めや補液等を行いつつ、
日中はしろあめと挨拶とひなたぼっこをして、食べたいものを食べて過ごしていました。
貧血状態も続いており、新しく血を作ることはできていない状態であったため、根本的な治療にはなりませんが、しろあめがいるので輸血も考えた日もありました。
ここ数日は体重も少し増え餌もいつもより食べており元気が戻ったように見えたため、輸血を本格的に出来ないか、いきものプロジェクトメンバーにも相談しましたがその矢先に旅立ってしまいました。
最期にあんを、しろあめのところに連れて行ったところ、それぞれあんの毛繕いをして挨拶をしている様子がみられました。
ひとまずご報告になります。
「シロ」、そして「あん」も旅立ちました。
彼らは「エゾタヌキ」という種の普及啓発や、動物園の4つの役割にも、たくさん貢献していただきました。本当に感謝しています。
そして皆様からもたくさんの応援と愛をいただき、あん共々お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
これからもエゾタヌキの飼育は続いていきます。
たぬのモフみと共にあらんことを。
えぞたぬ担当