えぞたぬ担当です。 
本日の天気は晴れ。 
今日のたぬきのご飯は、 お肉150グラム、お魚(ホッケ)1匹、ジャガイモ1/4個、ニンジン1/8本、ヒヨコ2羽、ドックフード30gでした。  
昨日の残餌は無し。
フンの状態は問題なく、量が多かったです。


エゾタヌキのシロ(11歳)が亡くなりました。

本日0830時、えぞたぬ担当が巣箱内にいたシロの死亡を確認しました。
死因については、帯広畜産大学の病理検査で詳しく調べているところです。
解剖では、肺膿瘍や腎臓、肝臓などにも病変が見られました。
老齢のため歯もぐらつきが見られましたが、残っており餌は食べられていました。

確認時にはあんちゃんが寄り添っており、お別れをしてから病院に搬送しました。

シロについては後日思い出をお話ししたいと思います。

昨日は容体も良くなっており、蜂蜜などのミックスドリンクも飲んでいたほか、ヒヨコも食べられた様子が食道に見られました。

シロはヒヨコが特に好みらしく、生前はあんちゃんの分まで食べていたのを思い出し、最後に好きなものも食べられて良かったかなと思います。

(左シロ、右あん)

ここ数日間、皆様の温かいコメントや、園外に近い場所の獣舎もあって、緑ヶ丘公園をお散歩されている方などからも、温かいお声がけをいただきました。
また、昨年4月から始まった公式ツイッターでは、来園者以外の方々にもエゾタヌキの事や、シロの事を知っていただき、愛していただき、本当に嬉しかったです。


(小獣舎の頃のプリけつのシロ)


自然界にいるエゾタヌキ達や、ホンドタヌキは病気(疥癬などの皮膚病など)や、交通事故(ロードキル)などで倒れる者が多く、この歳まで生き残れる個体は少ないです。
シロは動物園という小さな世界ではありましたが、園に来られた方々などに私たちの事を知っていただくことに貢献してもらい、またたくさんの方に愛してもらえたかなと思います。

漫画家のみやまるんさんが使っていたフレーズをお借りしまして、本日はここまでとさせていただきます。

たぬのモフみと共にあらんことを。



乱筆失礼いたしました。
えぞたぬ担当より