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    おび内科・漢方クリニックのブログ

       鎌倉で内科、漢方、胃カメラ、大腸カメラのクリニックをしています。診療の合間につれづれなることを発信していきます。

皆様、明けましておめでとうございます。門松

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年のお正月は天候にも恵まれ、穏やかな滑り出しという雰囲気でよかったです。

 

私も実家に帰省し親族とあいましたが、皆が自分で歩けて健康であったことに感謝しました。

 

 

3世代そろって話をすると、世代ごとの悩みや心配事が異なることに気が付きました。

 

甥や姪は学生ですが会話をしていると

 

・大企業の社員より、資格をもった仕事をしたい=大企業も将来はどうなるかわからない

 

・日本を出て海外で生活したい=将来の日本に希望が持てない

 

・なるべく働かないでお金を稼ぎたい=サラリーマンは給料が増えても、結局は重税で手取りが増えないから不動産収入や投資で不労所得を得たい

 

という、なんとも現実的な考え方を聞かされました。

 

 

父は戦前生まれの90歳、母は戦中生まれの82歳ですが

 

「自分たちは、あと何年、生きられるかわからない」

 

といいながら

 

父の皿の洗い方が雑であると、母が文句をいって口喧嘩をしていました。

 

両親は二人暮らしなので、残り少ない人生を、お互い慈しみあって生きていこう

 

と考えているのだろうと思っていたら

 

私が子供のころと全然変わっていないことに驚き

 

人間の根っこにある価値観は年を取ったぐらいでは、決して変わらないことを見せつけられた気がしました。

 

半面、いつまで生きられるかわからないと弱気なことを言いつつも

 

喧嘩ができるということは、明日も、来年も、5年後も生きていこうと考えていることの裏返し

 

と受け止めれば微笑ましいと思えました。

 

 

お正月があければ、今年は世界の状況が大きく変わるであろうといわれています。

 

米国では1月20日にトランプ大統領が就任されます。

 

日本の政治も経済も激変は免れないと思います。

 

日本の医療情勢も患者さんにとっては高負担、低福祉の方向に向かっています。

 

少し話題になりましたが、日本の研修医が「直美=ちょくび」といって、国家試験に合格した後、2年間全員必修の臨床研修をおえたら、内科や外科に進まず、直行で美容外科クリニックに就職する割合が約2%(約200人)となったという報道です。

 

 

 

この若手医師の行動に対して、各方面から意見がだされており、政府が規制をするという方向に動いていますが

 

私は根本的解決には、ならないとおもいます。

 

美容整形クリニックの医師の年収が高いのは昔からです。

 

では、なぜ、ここ数年、「直美」を選ぶ若手医師が増えたのでしょうか。

 

私の考察はこうです。

 

 

医療業界(医療業界に限らないかもしれません)には昔から、たくさんの歪み

 

・夜勤明けで、日勤も勤務する連続36時間勤務

 

・自己研鑽という名のサービス残業と長時間勤務

 

・技術習得にかかるセミナー参加費や書籍代は病院が支出せず、全額自己負担

 

があったのですが、教授や病院長や先輩医師たちが、うまく辻褄が合うように、不満が出ないように調整してきました。

 

一言でいうと

 

「若いときは薄給で休みも取れなくて、すごく苦労するけど、ベテランになる頃には辻褄が合うようにするから、若いときは頑張ってね」

 

という不文律です。

 

これがあったから、若い人は修行を頑張れたのです。

 

それが、いま、なくなったのです。

 

 

頑張っていた研修医が過労のあまり心を病んで、自死を選んでしまったのですが

 

病院の管理者側は、謝罪や改善の意志が希薄で自らの過ちを認めず

 

研修医の自己責任論にすりかえています。

 

若い医師は専門医資格を取得するまで、どんな無理難題でも我慢して働かされている現実があります。

 

専門医資格取得の許認可権限をもつ政府や日本専門医機構の、言いなりになるしかない状態におかれているのです。

 

強い立場を利用して、弱い立場の人に無理を強いる、よくある構図です。

 

こんな事件がおきているのですがら、若手医師が頑張る意欲は希薄になっています。

 

「直美」を選ぶ人は、数年で1億円を貯蓄して、それを資産運用して不労所得で生きていこうと、経済的効率を考えて選択している人も当然いますが

 

専門医を取得するまで過労死するほどの激務は気力、体力がもたない、とあきらめて美容に行く人もいるのです。

 

こういうスタイルの医師はまだ全体の2%ですが

 

自公政権と経団連によって継続されてきた、医療費抑制策によって、病院の赤字が続き、医師の待遇改善ができず、激務が続き、結果的に「直美」を選ばなかったひとも、途中から美容にいってしまうかもしれません。

 

すると、命を助けることができる医師はどんどんへっていきます。

 

骨折しても手術ができる医師がいない

 

心筋梗塞で瀕死の状態なのにカテーテル治療ができる医師がいない

 

肺がんになっても手術できる医師がいない

 

白血病になっても骨髄移植できる医師がいない

 

そういう時代がやってきます。

 

医療費抑制策の国民への被害は、咳止めや解熱剤、抗生剤、麻酔薬が手に入らず、処方できないという現実からもわかります。

 

 

はっきり申し上げて、国民医療の質の低下をまねいたのは

 

医療費抑制策をやめようとしない、自公政権と経団連が元凶です。

 

 

彼らのせいで日本が世界に誇れるものが日々壊れていっている気がします。

 

治安は日増しに悪くなり

 

誰もが平等に医療が受けられなくなりつつあります。

 

 

政権交代しない限り、この方向性はずっと継続しますので、病気になったら終わりの時代がきます。


資産がなくても、持病があっても、それなりの老後が送れた時代に終焉をつげ


資産と健康を持たないものは、下流国民として惨めに生きていけという


自公政権と財務省と経団連様の命令ですから逆らうことは許されません。


(政権交代すればまだマシな世の中になるかもしれませんが、、、、)


したがって、みなさんはできるだけ病気にならないようになさってください。

 

 

私のような凡医は神技手術で瀕死の患者さんを救うということはできません。

 

しかし、レベルが低下していくであろう将来の日本で


皆さんがお困りにならないようにするお手伝いはできます。

 

 

それは、予防医療です。

 

健診や検査をこまめにうけていれば


神技に頼らず、凡医でも治せる早期の段階で病気を発見できます。


最小限の負担で治療が可能です。

 

ワクチン接種で病気の悪化を予防

 

生活リズムや運動、食事、睡眠を見直し、病気にならない生活習慣を構築する。

 

漢方をもちいた虚弱体質の改善


そういったお手伝いはできます。



近い将来、低レベルの医療しか受けられない日本


治療費が賄えず、治療をあきらめる日本


病気になったら人生が終わる日本


そういう時代になっても


生き抜けるような健康を保つお手伝いはできます。

 

 

皆さんが、今年も、来年も、お正月に家族団らん、笑顔ですごせるように、健康という面でサポートさせていただきたいと思います。

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました薬