Q. 長生きを目指していますが認知症が心配です。予防方法はあるのでしょうか?
A.私はかねてから、「全国民の健康長寿の実現」を国家の到達目標にすべきと考えてきました。
国民の健康寿命が長い国ほど、理想の先進国として尊敬され、憧れられる世界。
そういう世界になれば全人類の幸福が実現できるのではないかと思ってきました。
これは、あながち不可能な話ではありません。
生存欲求は生物の本能として、国境や時代を越えて共有できる価値観だからです。
もし、全国民の健康長寿を実現しようと思えば、出産・育児・教育の環境を整える事、食料やエネルギーが安定供給される事、治安が良い事、医療や介護のレベルが高い事、高齢者が100歳になっても生き生きと暮らせる社会システムがある事、こういった政策と理念の浸透が求められます。
今日、生まれた赤ちゃんが100歳の誕生日まで元気に過ごせる事が人類共通の目標となれば 必然的に人が傷つけあう事は根本否定され、恒久平和が訪れるのでは?とも考えています。
しかし、そういう世界をつくり上げていくには、人類はまだまだ経験不足で多くの変革と進歩が求められるのですが、前提として90歳、100歳でお元気な方がもっと増えることがスタートラインです。
ここで不安に思うのは、「長生きしても認知症になったらどうしよう」ではないかと思います。
認知症予防の決定打はありませんが、いくつかの研究から腸内細菌が重要であることが分ってきました。
突然ですが、脳がない生き物、心臓を持たない生き物は存在するのに、腸がない生き物は存在しないという話しをご存知でしょうか?
原始的な生き物は腸しか臓器がありません(イソギンチャクを思い浮かべてください)。
脳は最初から脳として存在したのではなく、腸の中に存在する神経ネットワークが進化して脳を形成したと考えられています。
つまり、腸と脳は同じ仲間だったのです。そういう背景があるので、腸内細菌のバランスによって腸から脳へ影響が及び、認知症の発症にも関与するのでは?と推測されています。
では、腸内細菌のバランスをどのようにすれば、認知症が予防できるのでしょうか?
現時点で分かっていることは腸の中に「酪酸菌」が多いことがカギになると考えられています。
「酪酸菌」は水溶性食物繊維を食べると増えるので、海藻や豆類(納豆でもよい)を多く食べることがポイントです。
また、研究段階ではありますが、漢方薬の「八味地黄丸」が認知機能の悪化を遅らせる可能性があり、これを検証すべく富山大学の貝沼教授(院長の一学年先輩です)のもとでプロジェクトが準備中です。
ちなみに研究費はふるさと納税のクラウドファンディングで集めることになっております。
もし、ご協力いただける方がありましたら、
こちらからご寄付をお願いいたします。
認知症の予防方法は発展途上ですが、できることから取り組んで頂けたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。![]()
