桜田門外の変 | 個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

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鹿沼生まれ鹿沼育ちの塾長が鹿沼の子の為に開いた個人経営の塾です。
読書大好きなので本の紹介もしています。

映画『桜田門外の変』 を観てきました。


この桜田門外の変は実際にあった出来事です。

歴史で勉強したと思いますが

もう一度おさらいしましょう。


幕府の大老(将軍の次に偉い人)

井伊直弼が水戸藩士(茨城県)と薩摩藩士(鹿児島県)

に、江戸城の桜田門の前で殺された事件です。


なぜ、井伊直弼が殺されたかと言うと

朝廷(天皇陛下)の許可をもらわずに

勝手に幕府が外国と条約を結んだからです。(日米修好通商条約)


幕府は天皇陛下から日本の政治を任されている立場ですから

天皇の許可無しで決めるとは何事か

というわけです。

特にこの時の天皇は外国人が嫌いだったから余計です。


そして、水戸藩や薩摩藩は天皇をとても大切に思っている藩だったので

幕府は許せないと思って、幕府のNO,2の人を殺してしまったのです。


この事件は、当時の日本にとっては大事件でした。

将軍の次に偉い人が、江戸城の門の目の前で殺されるなんてことは

幕府の力がもはや無いことを天下に知らしめることになったのです。


幕府は絶対であり、逆らうことは出来ないと思っていた人達が

幕府は恐れることは無いと思い出したのですね。

桜田門外の変をきっかけに、


尊王=天皇を敬う

攘夷=外国人を追い払う。


尊王攘夷運動が高まり、

そして幕府を倒そうという

考え方へと変わって行くのです。


と、

これがざっくりとした桜田門外の変の

解説です。



で昨日観てきた映画は、この伊井大老を殺すところから

その後、幕府から追われる水戸と薩摩藩士達を

描いているのですが、

映画としては正直つまらなかったです。

クライマックスの桜田門外の変のシーンが

早めに出てきてしまったため

その後がだれてしまって、退屈になってしまった。

なんだか歴史の教科書をドラマ化しているような

感じになっていて、私はまだ歴史が好きなので

ところどころ勉強になったりしたが

娯楽として観る映画としてはクビを傾げざるおえない。

歴史が苦手な人には、多分わからないこと

だらけだと思う。


桜田門外の変や水戸藩を扱う幕末ものの

映画や小説は少ないので

珍しくはあったが、私には物足りない映画であった。


龍馬伝で幕末に興味を持った人は、ちょっと

予習をして観にいったほうが良いかも。