記者クラブ崩壊 | 個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

栃木県鹿沼市の個別指導塾プラスの塾長のブログです。
鹿沼生まれ鹿沼育ちの塾長が鹿沼の子の為に開いた個人経営の塾です。
読書大好きなので本の紹介もしています。

記者クラブって知っていますか。

新聞やテレビの記者の組合みたいなものです。


例えば、総理大臣が取材をさせてくれない時に

一人で抗議するよりみんなで抗議した

ほうが効果がありますよね。


そんな感じで団結して権力と向き合う

ってのが本来の目的なんだと思います。


この考え方は悪くないのですが、

最近それがおかしな方向へ言っているようです。


記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争 (小学館101新書)/上杉 隆
¥735
Amazon.co.jp


この記者クラブ、どこかの新聞社やテレビ局に

所属している記者(いわゆる会社員)

しか入れないのです。

フリーの記者や海外のメディアはダメってことです。


その結果どうなっているか?というと

官僚と記者クラブが仲良くなって


官僚

「この記事を載せられるとまずいから

載せないで、その代わり次に良い情報を

教えるからさ」

みたいになってくるのです。


記者クラブとしても取材させてもらえないのは

困るので官僚の思うがままに

なってしまったりするのです。


そして困るのはマスコミを批判する機関は

無いのですよね。

自分達のしている事で都合悪い事を

あえて書く人はいませんから。


たとえフリーの記者や外国人の記者達が、

これはおかしいと思っても

新聞社やテレビが出してくれなければ

誰にも知られないまま終わってしまうのです。


そうして今までは官僚と記者クラブが

流す情報を鵜呑みにして国民は騙されてきたのです。


私がマスコミ不信になったきっかけの本です。


中学生にも難しくない本です、世の中の裏側について

勉強になるかもしれません。


この記者クラブの問題から官房機密費の問題にもつながって

いくのですが長文になるので次回書きますね。


ペタしてね