記者クラブって知っていますか。
新聞やテレビの記者の組合みたいなものです。
例えば、総理大臣が取材をさせてくれない時に
一人で抗議するよりみんなで抗議した
ほうが効果がありますよね。
そんな感じで団結して権力と向き合う
ってのが本来の目的なんだと思います。
この考え方は悪くないのですが、
最近それがおかしな方向へ言っているようです。
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この記者クラブ、どこかの新聞社やテレビ局に
所属している記者(いわゆる会社員)
しか入れないのです。
フリーの記者や海外のメディアはダメってことです。
その結果どうなっているか?というと
官僚と記者クラブが仲良くなって
官僚
「この記事を載せられるとまずいから
載せないで、その代わり次に良い情報を
教えるからさ」
みたいになってくるのです。
記者クラブとしても取材させてもらえないのは
困るので官僚の思うがままに
なってしまったりするのです。
そして困るのはマスコミを批判する機関は
無いのですよね。
自分達のしている事で都合悪い事を
あえて書く人はいませんから。
たとえフリーの記者や外国人の記者達が、
これはおかしいと思っても
新聞社やテレビが出してくれなければ
誰にも知られないまま終わってしまうのです。
そうして今までは官僚と記者クラブが
流す情報を鵜呑みにして国民は騙されてきたのです。
私がマスコミ不信になったきっかけの本です。
中学生にも難しくない本です、世の中の裏側について
勉強になるかもしれません。
この記者クラブの問題から官房機密費の問題にもつながって
いくのですが長文になるので次回書きますね。