選挙で民主党は大敗した。
敗因がいろいろ取りざたされているが
私が思うに菅さんはやはり
市民運動家のリーダーであり
権力を相手に攻撃するには抜群の才能を
持っている人であり、それが彼の魅力でもあると思う。
かつて厚生官僚相手に薬害エイズ問題などで戦う姿勢に
国民は惹かれたのだ。
それが与党になり首相になった途端に
官僚批判もなくなり
政治と金の問題は封印して
増税の議論を始めて
まるで旧来の自民党と同じになってしまったように
国民の目にうつってしまった。
それに輪をかけて周りにも与党になれていない人ばかりなので
守勢にまわった時の戦い方がわかっていなかったのではないか?
くしくも守勢にまわった時の選挙や政局そして政治を一番わかっている
参謀が民主党にはいるのだ。
そう小沢一郎である。
彼が自身の問題で表立って戦えなかったのが民主党には大きかった。
もちろん彼が辞めなかったら、もっと大敗していたと思うので
辞任しなかったら良かったと言いたいわけではなく。
小沢氏に代わる人間がいなかったのが民主党の弱点だったのではないか。
一番の敗因は菅さんに参謀がいなかった、
その一言につきると勝手に考えてみた。