- 2日で一巻ペースで読んでいます。
- 世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎
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この2巻では、吉田松陰が
海外渡航を試みて失敗し
安政の大獄で死罪になるまでの話です。
わずか3年の間に、粗末な小屋で
高杉晋作らを相手に語った思想が
受け継がれそれが尊王攘夷運動となっていきます。
後半は松蔭から主役が高杉晋作へとうつります。
松蔭は思想家であり、革命家でも政治家でもなかった。
高杉晋作は戦を好んだ、外国から一度壊されて
新しい日本が出来ると考えていた。
西郷は、内国戦争派であった
戊辰戦争が中途半端だったことに大不満を発し
「日本はまだ戦争がし足りません」
と、いったことがある。
なま煮えの戦争でできた政府でありますから、
外国に腰が弱いという意味のことをいった。
それに比べて、戦を好まなかった代表が桂小五郎であり
坂本龍馬である。
龍馬の戦略論では内戦はまったく必要でなかった。
幕末好きにはもうたまらない内容で
暇さえあれば読んでいます。
今週中に全巻制覇。