新・雨月 | 個別指導塾プラスの塾長の塾と本のブログ

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栃木県鹿沼市の個別指導塾プラスの塾長のブログです。
鹿沼生まれ鹿沼育ちの塾長が鹿沼の子の為に開いた個人経営の塾です。
読書大好きなので本の紹介もしています。

龍馬伝などを観て
幕末に興味をもった方、
また幕末の歴史は好きだけど
何か面白い本ないかな
と探している方におススメの本です。
新・雨月上 戊辰戦役朧夜話/船戸 与一
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大政奉還後の会津戦争、長岡戦争が

舞台です。

奥羽越列藩同盟VS官軍

会津藩士、長岡藩そして長州藩のスパイ

3者それぞれの立場からの戊辰戦争。


新撰組や白虎隊などは

いろいろ小説になっていますが

違った視点から書かれた

戊辰戦争は新鮮でした。


そして、武士達の影に隠れて

あまり書かれることの無い

農民達の現実

商人達のあさましさ等も描かれています。


「どっちが勝とうが負けようが

私達の暮らしは変わらん」


いつの時代も、泣かされるのは庶民

のようです。


また、なぜ戦力では勝っていた旧幕府軍が

負けたのか。

それは外からの攻撃ではなく内部崩壊、

奥羽越の各藩の意志統一が出来てなかったから。

そして戦略の失敗を戦術で補おうとしたから。


経営に活かせそうな箇所があちこちにありました。


それにしても白虎隊や二本松少年隊の話は

何度聞いても泣けてきますね。しょぼん




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