- 龍馬伝などを観て
- 幕末に興味をもった方、
- また幕末の歴史は好きだけど
- 何か面白い本ないかな
- と探している方におススメの本です。
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大政奉還後の会津戦争、長岡戦争が
舞台です。
奥羽越列藩同盟VS官軍
会津藩士、長岡藩そして長州藩のスパイ
3者それぞれの立場からの戊辰戦争。
新撰組や白虎隊などは
いろいろ小説になっていますが
違った視点から書かれた
戊辰戦争は新鮮でした。
そして、武士達の影に隠れて
あまり書かれることの無い
農民達の現実
商人達のあさましさ等も描かれています。
「どっちが勝とうが負けようが
私達の暮らしは変わらん」
いつの時代も、泣かされるのは庶民
のようです。
また、なぜ戦力では勝っていた旧幕府軍が
負けたのか。
それは外からの攻撃ではなく内部崩壊、
奥羽越の各藩の意志統一が出来てなかったから。
そして戦略の失敗を戦術で補おうとしたから。
経営に活かせそうな箇所があちこちにありました。
それにしても白虎隊や二本松少年隊の話は
何度聞いても泣けてきますね。